2024.12.29 公開
ひと足早いMay'nからのクリスマスプレゼント!!May'n Special Concert 2024「May'n Xmas」【オフィシャルレポート】

May'n(C)SUGI Yuya Sugiur  画像 1/9

続くMCで桑山が、コンサートに向けての準備の中で「夢の中にまで歌が流れ」るという稀有な経験を得たと語り、May'nの楽曲の良さを讃えると、May'nはそれを受けて「みんなも音楽になっていただきたい」と会場に言葉をかける。そして、ライブグッズの一つであるトナカイになれるカチューシャをつけ、バンドメンバーも各々がカラフルなサンタ帽子をかぶると、会場もリングベルを構えて、パーティの準備は万端。May'nの「サイレントでなんかいられなーいっ!」の声を合図にパーティタイムが始まる。それまではセンターから動かずに歌い切ったMay'nが下手、上手へと、左手にマイク、右手にリングベルを持ちながら歌い歩く。間奏で鉄琴(グロッケンシュピール)も鳴らし、盛り上がりを加速させたと思えば、「take×5 me out, set×5 me free, rock×5 me on, shake×5 me up.」の箇所では観客たちを促して、声を小さくさせたり大きくさせたり、さらには「爆発」させたりしながら、自身と何度も声を合わせた。最後は勿論、May'nの「せーの!」に合わせての「May'n Xmas!!」。会場が一体になった。続けてはクリスマス仕様の「Ready Go!」。2010年のシングルだが、年々等身大の自分を見せてくれるMay'nを見つめてきたファンは「100年経っても ありのままでいい」の歌詞について、実感をもって抱き止める。そして次曲のイントロが始まると、客席は手拍子の代わりにリングベルでリズムをとって「Pray」を受け入れた。

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歌唱後、「どうもありがとう」と爽やかな笑顔を見せたMay'nは、ピアノのBGMを伴ってファンたちに2024年のMay'nを振り返りつつ、自分の気持ちを届け始めた。『Prismverse』ツアーでは、コロナ禍が明けてから初めて海外公演を実現させる中、以前は当たり前のように海外へ行かせてもらっていたけれども、距離があり、言葉も違う国で多くの人が待ってくれていることがどれほど幸せか、ファンの存在がどれほど大切かを語り、「みんなの近くで歌ってもいいですか?」と会場に問うた。笑顔で肯定する客席を見たMay'nが「もし良かったら座って」と声をかけると会場は明るくなり、「Phonic Nation」を歌い始める。下手側の階段からステージを下りて、客席の間を歩くMay'n。手拍子しながらその様子を見守るファンたち。「笑顔できっとひとつのnation -国- になるよ」でMay'nは、自身の笑顔を指差し、すぐそばで座る観客に顔を近づけても見せた。May'nの練り歩きは、下手側の最外の通路を通って最後部座席まで進み、PA席の左の通路から客席中央を横切る通路に入り、今度はPA席の右を通るように客席の最後部まで進んでいく。「La La La」の箇所に入るとMay'nは「歌ってー!」と声を挙げ、会場との合唱が何小節も続く。と思いきや突然、近くの観客に向かって「どうぞ」とマイクを向けた。驚きと戸惑いも一瞬、すぐにMay'nのマイクに自分の歌声を乗せるファン。二人目、三人目、次々とファンの歌声を回収していくMay'n。その数が8人にまで達したところでMay'nも「La La La」に加わり、会場全体での大合唱が巻き起こった。May'nはステージに戻ると、会場の歌声にフェイクや下のパートを交えながら、大きな一つのうねりとなった歌を、コンサートの最後を見事にまとめ上げてみせた。その頼もしい姿は、普段ファンから「部長」と呼ばれ親しまれている姿そのもので、客席からは大きな歓声が巻き起こっていた。

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May'nが去ったあと、真っ赤なライトに照らされたステージに投げかけられる「部長」コール。そのアンコールに応え、まずはバンドメンバーが舞い戻り、そして桑山によるアコーディオンソロが始まった。アコーディオンといえば多くの人が思い描き、同様のMay'nがリクエストした「愛の讃歌」が感傷的な音色で響くと、そこからカバーソングプロジェクトのYouTubeチャンネル『CrosSing』でもカバーしたKing Gnuの「SPECIALZ」につなぎ、May'nが再登場、ボーカルとして参戦した。その姿は先ほどまで一転、XLのライブTシャツにホットパンツ、白のロングブーツといういでたち。

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