2024.12.28 公開
ここからは物語がスタート。まずはオモチャの⼈形になった6⼈が家主のいない間にパーティーを楽しむ映像が流れ、SWAGに可愛い!の声をあげさせると、⼈形体のままステージに⾶び出して、クリスマス曲メドレーを披露する。EIKU⼈形を台⾞で運び⼊れたHAYATOがメンバーを1⼈ずつ起こしての「ジングルベル」では、1階からREIが⼤きなリースを2階のメンバーに投げ上げたり、「RUDOLPH THE RED NOSED REINDEER(⾚⿐のトナカイ)」ではテーブルでのトランプバトルも。だが、ステッキを⽤いて「Happy Holiday」をショーダンス⾵に⾒せたあと、TETTAが場内の拍⼿を煽ったがために、あやうく家⼈にバレそうになってNAOYAとケンカを始めてしまう。そこで仲裁に⼊ったHAYATOが取り出したのは、ギラギラと光るLEDサングラス。それを全員でかけての「Dark Knight」からは、アグレッシブなヘヴィチューンメドレーで空気を⼀変させていった。スモークの中で⾝体をうねらせ、反⾻⼼と向上⼼を剥き出しにする「LA DI DA」ではバッドボーイ感を全開にし、今年の彼らの代表曲とも⾔えるブラジリアンファンク曲「DOMINO」ではダイナミックに躍動。このままアガり続けるのかと思わせたところで、ピュアな愛情をディープに届けるバラード曲「You are」で優しく鎮めていくのもニクい。TETTAからREI、EIKUとステージ1階で歌うボーカル陣の頭上、星のような光が灯る2階でNAOYA、KENSHIN、HAYATOとダンサー陣がエモーショナルに舞う光景は、実にドラマティック。2番ではボーカルとダンサーが時に寄り添い、時にポジションを⼊れ替えて、最後は全員で世界中の誰よりも幸せになろうよという⼤いなる愛と決意を、SWAGに向けて放っていった。
さらに、12⽉13⽇に配信リリースされた新曲「Ring The Bells」も初披露。星の降る夜、純⽩の世界に君を連れて⾏こうと歌いかけるリズミカルなダンスチューンは、MCでHAYATOが話した通り「メチャクチャ冬感全開」で、EIKUのロングトーンも冬の朝のように清々しい。ちなみに今回のライブ演出にはTETTAが携わっており、「可愛らしい、⼦供のオモチャの世界をテーマにやりたかった」と告⽩。オモチャに扮した彼らの動きや表情は、事あるごとに可愛い!の声をSWAGにあげさせていた。「Ring The Bells」でも笑顔いっぱいで鐘を鳴らす振りつけや、最後に6⼈で顔を寄せる決めポーズに、客席から可愛すぎる!の声が。ここまで可愛いワンエンが堪能できるのも、クリスマスライブならではだろう。
MCタイムではメンバー同⼠のクリスマスプレゼント交換会も⾏われ、初⽇にはメンバーの私物を、2⽇⽬には上限1万円で購⼊したプレゼントを交換。NAOYAは初⽇に髪の⽑付き電気バリブラシ、2⽇⽬にリカバリーガンと両⽇ともにTETTAからのプレゼントを引き当てて「お前、俺の欲しがるな!」とTETTAにからかわれていた。また、プレゼントする私物として洋服やインテリア雑貨を選んだ⾯々のなか、なんとEIKUは履き潰したダッドスニーカーを出し、それが当たったREIは「⾜のサイズ合わないからコレクションで飾っておきましょうか」とやや呆れ気味。ちなみに2⽇⽬はスーツケースや⾹り物、キャンドルといったプレゼントらしい品物がそろったにもかかわらず、またもやREIは蛇の置物という謎のアイテムを⼿にしてしまう。しかし、それを買ってきたHAYATOは「メチャクチャ良い材質で作ってる蛇です!来年ヘビ年なんで、⽞関に飾るとメチャクチャいいことあると思います!」と胸を張っていた(笑)。
続いて『ハピホリ』というライブタイトルにちなみ、HAYATOが「ハッピーな HOLIDAY を過ごしていきたいんで!」と前置いてからは、もちろん「HOLIDAY」へ。SWAGとのコール&レスポンスが恒例となっているポップチューンで、今回はクリスマス!サンタさん!ハピホリ!といった特別なコールも聞かれた。加えてREI、EIKU、KENSHINの動きをSWAGが真似するエクササイズタイムに続き、TETTA、NAOYA、HAYATOはウェーブやクラップを先導。曲中で着替えたブルー&ブラックの凛々しい⾐装も歓声を呼んで、SWAGたちにハッピーな休⽇をプレゼントしてくれた。
さらに、11⽉に配信リリースした新曲「SAVIOR」のイントロが鳴ると場内は沸騰。KENSHIN(上村謙信)がW主演するTVドラマ『未成年〜未熟な僕たちは不器⽤に進⾏中〜』のオープニング主題歌を、爽快なトラックと緊張感のあるダンスでストイックに届けていく。ラッパー陣も含めた全員で歌いつなぐメロディ歌唱により、現実と理想の狭間でもがきながらも君へと救いを求め、ワンエンとしてまた1つ新たな魅せ⽅を提⽰。最後はKENSHINが君が僕の救いだよと愛しい想いをシリアスに訴えて、清々しくも切ない空気感を呼び込んでいく。
だが、その直後にクライマックスの熱狂が⼀掃。24⽇はHAYATOの⼀喝から「Departure」の重低⾳が轟き、レーザー光線と⾚いライトに彩られたステージで狂乱の宴を催していく。さらに「ラストスパート、最後まで楽しんでいこうぜ!」(HAYATO)と純度120%のラテンチューン「Fiesta」が投下されれば、客席はyessir!とペンライトを振って⼀気にヒートアップ。おまけにメンバーが1階客席に降りて、なんと通路を⾏き交いながらお⽴ち台に上がってSWAGを煽動するのだからOh-e-oと返る声は⼤きくなるばかりだ。25⽇はKENSHINの
「Hook Up しようぜ!」という煽りから、ヒップホップな「Hook Up」をドロップ。抜群のボディコントロールでSWAGの⽬を奪い、タイトルに込められた仲間になるという意味合いを現実のものとする。そして、やはりラテン曲の「EVOL」で1階客席へ。ヘヴィなレゲトンのリズムに合わせて「TOKYO DOME CITY HALL!暴れようぜ、お前ら!」とKENSHINは渾⾝の⼒で叫び、場内を熱くて厚いHey!のコールで満たした。
そして最後に「ラスト、この曲で最後まで素敵な思い出、作っていきましょう」と贈られたのは「We Just Donʼ t Care」。ワンエンの成り⽴ちを象徴するような2組に分かれてのパフォーマンスから始まるバラードは、不安を抱えながらも前へと進もうとする⼈々を抱きしめるスケールの⼤きな愛の歌だ。それは彼ら⾃⾝の道のりとも重なり、TETTAの伸びやかなファルセットが、聴く者に⼤いなる勇気を与えてくれる。⾚いドレープ幕がゆっく
りと閉じて6⼈の姿を隠すと、客席からは感銘の拍⼿が。⼼と⾝体を燃やす熱いナンバーと胸に沁みるメッセージソング、その両輪を同じように武器として持つ今のワンエンは強い。
しかし、この2⽇間は普段のワンマンとは異なるクリスマス公演ということで、SWAGのワンエン!コールが招いたアンコールには、さらなるお楽しみが待っていた。トナカイの引くソリに乗って⾶ぶサンタクロースの姿が映し出された幕が開くと、なんと⿊のタキシード姿でハンドベルを構える6⼈が!慎重に「ジングルベル」を⽣演奏し始める彼らを、SWAGたちはまるで⼦どもの発表会を⾒守る⺟親のように⾒つめ、成功するとおおーっ!という歓声を、失敗すると頑張れ!と激励の声を送る。ちなみにハンドベルの⽣演奏には2年前のクリスマスライブでも挑戦しており、今回はそのリベンジということ。24⽇は成功に終わったものの、25⽇は何度か演奏が⽌まるシーンもあり、HAYATOが「こりゃまた来年リベンジですな。ワンエンのクリスマスと⾔ったらハンドベルですから!」と明⾔する⼀⽅、REIに「絶対この企画やんないでくださいね」と断固拒否されていた(笑)。
国内ではこのクリスマス公演が2024年のラストライブということで、「また来年、笑顔で会えるように。この会
場をハートでいっぱいにしたいなと思います」とHAYATOが伝えてのラストソングは「My Love」。荘厳なパイプオルガンやスレイベルの⾳など、ゴージャスなクリスマスアレンジが施されたイントロで「今年もたくさん応援ありがとうございました。来年もよろしくね。SWAGのみんなに感謝を込めて歌います」とKENSHINは告げ、24⽇の曲中に「みんな、愛してるよ!」と指ハートを作ったNAOYAは、翌⽇には「クリスマスのSWAGってバカ可愛いね!」とツンデレを発動する。歌いながらメンバーは指で、腕でハートを作り、SWAGに向けて⼿を振れば、クライマックスでは天井からフライングハートが!その光景にHAYATOは「みんなの愛で空からハートが降ってきました!」と喜び、ライブを終えての⼼境を述べる他メンバーも、クリスマスという⼤事な⽇にONE Nʼ ONLYのライブを選んでくれたことを⼝々に感謝した。
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