2024.11.08 公開

『SPITZ JAMBOREE TOUR ’23-’24 HIMITSU STUDIO』でメンバーが使用した楽器や衣装、アルバム『ひみつスタジオ』のジャケットに登場し、ツアー全公演にも出張したロボットのi-Oくん、ドラムセットを載せるバンド台や小物など、実際にツアーを回った品々が集められた「オンステージ再現」のエリアも壮観だ。まるで突如ステージが目の前に現れたかのような感覚を体験できる。
「オンステージ再現」のエリアを抜けると、「ある日のツアー楽屋」として、楽屋再現コーナーが現れる。各メンバーの楽屋でのウォーミングアップ用の楽器も置かれ、普段、ツアーの楽屋でメンバーがどんなふうに過ごしているのか、想像を膨らませながら鑑賞することができるなど、ファンにはたまらない展示となっている。
さらに、2018年1月からスタートし、今年7周年を迎えるレギュラーラジオ番組「SPITZ 草野マサムネのロック大陸漫遊記」(TOKYO FM/JFN38局ネット/毎週日曜日21:00~21:55 ※各局放送時間が異なります)の収録ブースが再現されており、ロック大陸の案内人ROKUCHAMU(ロクチャム)の貴重な原画や台本、コロナ渦でもオンエアを継続できたエピソードを知ることができる貴重な写真も初公開されている。
先に進むと、そこは「スピッツ秘宝館」だ。オフィシャルファンクラブ「Spitzbergen」にまつわる貴重な資料や、2013年以降に発表されたアルバムジャケットのために制作され、撮影に使われた実物のオブジェ「リリエンタールグライダー」(2013年のアルバム『小さな生き物』)、「モニャモニャくん」(2016年のアルバム『醒めない』)、「ミノムシさん」(2019年のアルバム『見っけ』)が並び、音声ガイドでの制作秘話とともに振り返りながら間近で見ることができる。なかでも、会場の天井から実際に吊るされた「リリエンタールグライダー」は、今にも空を飛びそうな精巧さがあり、是非会場でご覧いただきたい。
最新シングル『美しい鰭』のジャケットの再現も、大きな見どころのひとつ。
スピッツ『SPITZ,NOW! ~ロック大陸の物語展~ Special Supporter マイナビ』(C)Maho Korogi 画像 6/9

そして、終盤には、本展覧会の目玉であるVR体験のエリアが登場。
『SPITZ JAMBOREE TOUR ‘23-’24 HIMITSU STUDIO』を4台の360度カメラで撮影した8K映像を、PICO社の高性能VRゴーグル「pico neo 3pro」で観ることにより、まるでメンバーがすぐそこで演奏しているかのような空間に瞬時にトリップした感覚を体験できる。
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