ももいろクローバーZの高城れにが10月25日(金)、神奈川のKT Zepp Yokohamaにて、ソロコン10周年ツアー【まるっと10年まるごとれにちゃんポジティブがすぎるツアー】のファイナル公演を開催した。
【写真】ソロコン10周年ツアーを完走したももクロ・高城れに(12枚)
今年、ももクロは3月の玉井詩織に始まり、7月の百田夏菜子、9月の佐々木彩夏とメンバー全員がソロコンサートを開催。高城はソロコン10周年ということで、各地のモノノフに会いに行くライブハウスツアーを開催した。6月に、東京・下北沢のCLUB251からスタートした今回のツアーは、全国のライブハウスを5か月かけて回り、高城の地元・横浜でファイナルを迎えた形だ。
【まるっと10年まるごとれにちゃんポジティブがすぎるツアー】©︎上飯坂一 画像 2/12
【まるっと10年まるごとれにちゃんポジティブがすぎるツアー】©︎上飯坂一 画像 3/12


今回のツアーは一貫して、<空の旅>がテーマに。キャビンアテンダントに扮した高城のキービジュアルやツアーのテーマ曲となった新曲「ポジティブ・アテンションプリーズ!」の印象が強く残っているファンも多いことだろう。ツアーファイナルとなった横浜公演は、昼と夜の二部公演となっており、それぞれコンセプトの異なる<空の旅>へとファンを誘った。ここでは、両部の模様を余すところなくレポートしていく。
まずは、【Daytime flight(昼公演)】のレポートから。テーマは<いない。>。ツアーの特設サイトで公開されたキービジュアルは高城が物憂げな表情を浮かべていた。いったいどんなセットリストや内容になっているのか?と気になったファンも多かったのではないだろうか。
離陸直前の機内アナウンスを再現したオープニング映像が流れた後、今回のツアーで着ていたCA風衣装をさらにグレードアップした紫色の衣装で高城が登場すると、横浜魅力発信タイアップソングの「レニー来航!!」でライブはスタート。横浜市歌のメロディや横浜にちなんだワードのラップが盛り込まれたアッパーチューンで、まさに横浜公演の幕開けに相応しい1曲だ。さらに、『ようこそ!たくさん声を出して盛り上がっていきましょう!』と煽りながら、高城のソロ曲「spart!」、「Voyage!」へと続いていく。そして、高城が咳込み、ももクロの「黒い週末」へ。いつものお約束で曲が始まると、バンドサウンドにも煽られ、モノノフ(※ももクロファンの呼称)のコールやクラップ、紫のペンライトを振る手にも力が入っていくのが感じられる。
