2024.09.12 公開

新藤とサポートミュージシャンによるインスト楽曲「螺旋」で会場の雰囲気を一変させると、
続くポルノグラフィティの新機軸となり、ライヴの鉄板曲「Zombies are standing out」 のイン
トロが流れた瞬間に大歓声が会場に響く。
炎が燃え盛る中躍動するメンバーのパフォーマンス、そして骨太なロックサウンドに、ファンの
ボルテージが一気に高まり、会場は割れんばかりの盛り上がりを見せた。
「まだまだ盛り上がる準備はできているか!?」と「ヒトリノ夜」「Jazz up」を披露。次の「ミュージック・アワー」では恒例の変な踊りで3万5千人のファンが一矢乱れぬ手振りをする姿は、ポルノのライヴならではの
光景だろう。そして「アゲハ蝶」では、「ラララ」の大合唱が横浜の夜空に鳴り響いた。
「皆さんと創るこの場所が僕らの解放区です」と本編最後であり、ライヴタイトルとなる楽曲
「解放区」へ続く。
楽曲のエンディングで「みんながいるからワシらは頑張れる。」と語ったが、ファンにとっても
「ポルノグラフィティがいるから」という気持ちは間違いなくあったであろう。ポルノグラフィ
ティのライヴに来た人たちにとっての特別な時間こそ、まさに解放区となったに違いない。
メンバーと観客の気持ちが一つとなり、ライヴの本編を締め括った。
熱烈なポルノコールにより、再びステージに現れたメンバーから、
9月1日に開催された「ロマンスポルノ’24 〜解放区〜」因島公演を全国の映画館で上映すると嬉しいお知らせが。
11月8日、9日、10日の3日間の上映となるとのことで、ぜひ詳細を楽しみに待ってもらうととも
に、お近くの映画館に足を運んで因島の風を感じてほしい。
「メインステージから、移動します!」という昭仁の号令を合図に、大漁旗を先頭に特別仕様の
カートでサブステージへ移動するメンバー。
アンコール1曲目は、サプライズとなる新曲「ヴィヴァーチェ」。
「見えない枠、窮屈な考えから飛び出して、自分らしさを自分自身で手に入れる、この曲がそん
なきっかけになってほしい」と曲に込めた想いからスタートした新曲では、まさにそれを体現す
るかの如く燃えるように歌う昭仁の姿から、感動の波が会場を覆った。
続いて披露された「Ohhh!!!HANABI」では、会場がひとつの生き物かのように、一糸狂わぬタオ
ル回しにより、夏の終わりの心地よい風が会場を包んだ。そして曲の最後にはこの新しい解放区
を祝う、花火が打ち上げられ、華麗に幕を閉じた。
と思いきや、さらにラストはライヴ定番曲「ジレンマ」で、これでもかと歌い、弾き、踊るメン
バーと観客で大暴れしてポルノグラフィティの熱すぎる夏が幕を閉じた。
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