2024.09.06 公開
今回は、中国伝統芸京劇に挑戦させていただきました。
演技、舞、歌、武術、美術、衣装、、、
芸道の根源である京劇を誠心誠意、気持ちを込めて学ばせていただきました。
この京劇は20年かけてようやく習得できる、とても至難な芸です。
歩く所作だけでも、何年も時間が必要です。そのような、長い年月の努力や精神的な訓練が必要な芸を2週間で習得し、ステージに立って良いものなのか、、、正直悩みました。
しかし、技術やスキルももちろん大事ですが、未熟ながらでもこのステージに挑戦し、心から向き合うことに意味があります。
1番大切にしたい事は、中国伝統芸に対してのリスペクト、そして芸道へのリスペクトが何よりも大事なのではないかと思い、やるからには、本物の思考で偽物にならぬよう、誠心誠意、真摯に京劇に向き合わせていただきました。
演技、舞、歌、所作、、、すべてにおいてとても難しく、日ごろから女性の仕草を意識していないと、到底本番には間に合わないくらい大変な作業でしたが、サポートしてくださる先生方、メイク担当の方々のおかげでステージに立てるまで成長できました。
熱意と愛を持って指導し私たちと一緒に戦ってくださり、短時間の中でも、丁寧に情熱を持って向き合ってくださいました。
次なる世代に情熱を持って、受け継いでいくその姿勢こそが京劇そのものを物語っておりました‼
このステージに立ち、「虞姬」という役柄を演じることで、改めてエンターテインメントへの向き合い方、ステージに立つものとしての心得、覚悟を、表現者として重要なことを学ばせていただきました。
何より、幅広い世代の方々、若い世代の方々にもこの京劇をたくさん愛してもらえるような、そんなステージであれたらいいなと思い気持ちを込めてステージを届けさせていただきました。
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