オープニングセレモニーに続き再び披露した「寄り道 -Take it easy baby-」では、初日の赤、黒、白を基調としたクールな衣装とは打って変わった、色とりどりのカジュアルな衣装で、心なしか楽曲の雰囲気の違いも楽しむことができた。〈このまま行こ/寄り道してこ〉〈焦らず行こ/のんびり歩こ〉という歌詞にも、ここまで困難も乗り越えながら走り続け、デビュー5周年という節目を迎えた今の彼女たちだからこそ伝えられる説得力が生まれる。聴けば明るい気持ちになれるメジャースケールのメロディーが、毎日を頑張るあなたにそっと寄り添ってくれたのではないだろうか。
MCで鶴屋美咲は、「この『バンコク日本博』はこれまで私たちの事務所の先輩方が立たれてきたステージで、ずっと見ていたので、今日こうしてここに立つことができて本当に嬉しいです!」「皆さん、温かく迎え入れてくれて本当にありがとうございます!」と、BALLISTIK BOYZやPSYCHIC FEVER、THE RAMPAGEに続いてLDHアーティストとして立つステージへの感謝の気持ちを述べた。

「今日は私たちの色んな顔を見てもらえたらと思うので、次はバラードを披露させていただきたいと思います」―そんな鶴屋美咲の紹介で流れ始めたのは、小川桜花とのユニット曲「あなたがくれた奇跡」。左右に分かれて歌唱する2人の間に立つように、ステージ中央でその歌声に一層の華を添えるように踊る山口綺羅のダンスにも、曲が終わった瞬間、大きな歓声と拍手が贈られた。間髪入れずステージ中央に縦一列に並んだ小田柚葉、隅谷百花、増田來亜、菱田未渚美、原田都愛を筆頭に始まる「スキップ!」では、途中から先程のステージを披露した3人も加わり、〈せーのでっパンパカパーンの合図で始まるよ〉というサビの歌詞が特徴的な「HERE WE GO」へとバトンを繋いでいく。
バラエティ番組『この恋イタすぎました』(日本テレビ系)のテーマソングにも起用された「Swipe Up」では、自分のことを大切に、嫌なことはスワイプして振り返らずに進んでいこうという現代にならではのポジティブなメッセージを、エネルギッシュなダンスに乗せてパフォーマンス。また、TikTokフォロワー数400万人超えのバーチャルK-POPアーティスト・APOKIとコラボした「Countdown feat. APOKI」では、小川と山口のコンビによるスキルフルなラップバージョンで熱狂させ、宣言通りGirls²が持つあらゆる表情を見せつけた。
