続くMCでSWAYは「ついにファイナルです!寂しいです!いやいやいやいや結構経っちゃったな…」と感慨深げに話す。「10年支えられたおかげで、今もステージで爆音でラップできています!ありがとうございます!」と話すと5人は深々と礼をする。そしてメンバーも変わらず元気に音楽をやれていること、同日の関東の台風の影響もありつつ無事今日を開催できたことにも触れ、「今日来れなかった人やツアーを回れなかった地域の人にも届くくらいのバイブスでぶつかっていくので、皆も真っ向勝負でよろしくお願いします!」そして「10年間応援している人もいれば、昨日から応援している人もいるかもしれないけど、関係なく今日は皆も1人1人がプレイヤーとしてしっかりと最後まで1つになって、また明日から頑張れるパワーを皆に送るんで、しっかりキャッチしてもらってもいいですか?思い切り騒いでいくぜ、よろしく!」と伝えると観客もしっかり声あげて反応する。そして「皆も今日はいつものライブよりも限界を超えた自分を見せましょう。そんな一体感のあるファイナルにするためにも、リーダーKUBOさん、一発お願いしてもいいですか?」と振ると、KUBO-Cは「OK!皆円陣組むぞー!」と叫ぶ。「俺たちはここにいる全員のことを仲間やと思ってる!お前らどうなんや⁉︎そう思うやつ、手を出してくれ!」というとメンバー5人と会場の全員が手を前方に差し出し「5,6,7,8!」とKUBO-Cが叫ぶと、観客は「DOBERMAN INFINITY!」とレスポンスを繰り返し一体感が高まる。そしてその後、「6-Six-」「Citylight」「DESTINY -S.O.L- feat.SWAY,KAZUKI」といったバラードやメロウなナンバーを立て続けに披露。バラードでより引きたつKAZUKIの甘くも透明感ある歌声に酔いしれるだけでなく、「6-Six-」は自然と客席からも合唱が起こるなど、色気と優しさに溢れた空間に変えて、前半戦が終了した。
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ツアーを支えてきたDJ HALのDJコーナーが終えると、衣装を変えたメンバーが登場し「Put Your Kicks Up」から後半戦をスタート。メンバー1人ひとりがセンターのピンスポットで歌い、スキルの高さと個性を見せつけ、最後はまた5人がお立ち台からフルスロットルで煽る。そして「スパボ選手権開催しまーす!」という言葉と共に「SUPER BALL」をスタート。この曲はメンバーがヤバいと思う盛り上がり方をしたお客さん5人に、直接メンバーがタスキをかけにいくというもの。プレイヤーとなった観客もより「見せたことない自分」をメンバーに出していく。そして「大阪すごいな!」「タスキが5本じゃ足りないよ!」という言葉と共に客席に降りていくメンバー。観客とハイタッチしながら9歳の子を含む幅広い層のファン5人を選んでタスキをかけに行く。そしてそのまま観客席の目の前で歌うメンバーの姿に最高の盛り上がりを見せる。ステージに戻っても、勢いそのままにタオルを振り回したり、左右に揺らす「Lookin' for」「FLAMMABLE」というブチ上げナンバーを続け、ボルテージは下がらない。MCに入ると「さすがファイナル!さすが大阪!ファイナルは大阪でよかった!ヤバイものを見せてもらいました。皆からパワーもらってるわ」と言わしめた。GSも「今日が一番弾けてるわ。自分じゃない自分がいる。多分泣くかな、今日は。」とのことだった。そして一旦落ち着いた後、スマホライトを促し「さぁここからはゆっくり座って聴いてください」と「夏化粧」「ずっと」を披露。感動的なドラマチックな楽曲をさらに温かい光に包まれて、感動的な景色が生まれる。ただそんな感傷的な気持ちも束の間、この日の2日前に配信された夏の新曲「OH YEAH!!」の映像が流れると、会場はすぐ立ち上がり、もう既に定番アンセムかのような息の合った盛り上がりを見せる。
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そして本編最後のMC。SWAYは2018年からの出来事を振り返る。ベストアルバム発売、武道館ライブ、アリーナツアーという思い出もあれば、47都道府県ツアーがコロナで開催できなかったこともあった。ただその壁をファンの皆と一緒に乗り越えて今日を迎えられたことに感謝を伝える。そして「ここで止まりません!20年目もいってやろうじゃないですか!」と力強く宣言する。「アリーナもまた立ちたいし、まだまだ夢・目標がたくさんあります。お互い体に気をつけて、また元気な姿で会った時には騒ぎましょうよ!大阪いいですか!」という言葉に観客席からも約束のレスポンスが届く。そして最後に人生というドラマを生きる全ての主人公に向けた「Konomama」を披露。〈まだクライマックスなんかじゃない〉という歌詞は、これからも続くDOBERMAN INFINITYと自分達の人生に重なる。そして「明日もまた頑張っていこう」という言葉を残し、本編は終了した。
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