ライブ前半のハイライトの一つになった「最初で最後の」。
恋愛リアリティ番組からインスピレーションを受け、
最初で最後の恋をテーマに書かれたバラードナンバーだ。
OverToneの新たな武器ともいえるコーラスワークが印象的な
楽曲で、その美しいハーモニーで会場の空気が変わっていく。
オーディエンスも4人の歌声に耳を傾け、
静かに聴き入っている姿が印象的だった。
ライブ中盤では、ツアータイトルにちなんで、事前に
ファンから募ったお便りの質問に答えていくコーナーを展開。
今回は「どこにでも住めるなら、どこに住みたいですか?」という
質問が寄せられ、メンバーはあーだこーだと熟考の末、
NOWAR The 匠は「田舎」、GUCCHIは「コンビニの近く」、
アマノは「重力が少ない星(月)」、八上は「南国」と回答。
それぞれの回答にツッコミを入れるなど、メンバー4人の
仲の良さが伝わってくる時間だった。
OverTone(Photo by Shun Fujita(ARIGATO MUSIC)) 画像 5/7
ミニアルバム『花だより』に収録されてされた
「サンデーナイト」や「One less(remix)」を披露し、
ここでカバーコーナーへ。ツアータイトルの
『花だより』とかけて、花や春、旅立ちにまつわる楽曲を
ツアーでカバーしてきたOverTone。東京公演では花を
テーマに、一青窈のヒット曲「ハナミズキ」を歌唱した。
4人は向き合い、目でコミュニケーションを取りながら
アカペラでサビパートを熱唱。OverToneの歌唱スキルの
高さが伝わってくるパフォーマンスだった。続いて、
OverTone初のウェディングソング「I Love You じゃなくて」
を披露。ジューン・ブライドの6月にピッタリのナンバーで、
多幸感あふれる空間が広がった。
ライブも後半戦に突入。GUCCHIが結成からの7年を振り返った。
