ビックキャバレーのショウを思わせるオープニングナンバー「Sympathy」ではCharaも含むメンバー全員がデイジーの花が施されたベネチアンマスクをつけたままで演奏し、「Darling Tree」ではタヒチアンダンサーのYOSHI2が登場して会場を盛り上げ、水曜日のカンパネラのケンモチヒデフミ提供曲「Herbie」では打ち込みのリズムトラックを流し、バンドメンバーは巨大なサーチライトを持って、ステージ上で照明の演出を担当。「KILIG」ではChara、皆川、名越がピアノの連弾をし、さらに、「Rachel」ではクマの着ぐるみを着た白根がCharaと踊った後、着ぐるみのままでパワフルなドラムを響かせるなど、これまでにない演出で満員の観客を楽しませた。
MCで「私たちの自分を信じる力を持って帰ってね」と語りかけたCharaは、9月21日でデビュー26年目、来年の1月で50歳を迎えることに触れ、「進化系一筆書きアーティストだから、先のことはわからないけど、好きなことをやればいいんじゃない?」と変わらぬ姿勢を強調。新たなバンドアンサンブルによる親密なムードの中で、アルバム収録曲を中心にデビューのきっかけとなった「Break These Chain」や初期の代表曲「Happy Toy」「タイムマシーン」「やさしい気持ち」など、全18曲を優しく、神秘的に歌い上げた。
アンコールでは「ありがとう。楽しかったです」と感謝の気持ちを伝え、「また来てね。多分、本当にお祝いやるから」とバースデーライブ開催に向けた意気込みを語った。続けて、「最後にロマンチックなことが全て正しい方向にいけばいいなっていう思いで書いた曲です。ライブが終わったら、同じ月を見ながら家に帰って、いい夢をみたいね」とあいさつし、センチメンタルなシーズンにぴったりなラブソング「Sweet Sunshine」で締めくくった。
しかし、ライブはこれだけでは終わらなかった。白根を含むメンバー全員がステージ前方に出て、ラインナップをしている最中に再び、クマの着ぐるみが登壇し、ドラムを叩き始めると、メンバーはビートに合わせて後ろ向きでダンス。観客の大きな拍手に見送られてメンバーがステージを去った後、クマの着ぐるみはステージ中央のCharaに歩み寄った。着ぐるみを外すと、そこには、この日も披露した「Funk」の作詞も担当していた愛息HIMIの姿が! 二人はそのまま肩を組んで笑顔でステージを降りた。オフマイクで紹介もなかったため、HIMIであることに気づいた人は少なかったかもしれないが、母と息子のステージ上での共演が実現した記念すべきライブとなった。











