2017.09.21 公開
【ライブレポート】岡村靖幸が氣志團万博2017の2日目に3度目の参戦!怒涛のメドレーとダンスで黄昏時をファンクに彩る。

岡村靖幸(Photo by 青木カズロー)  画像 1/2


氣志團万博2017、2日目の後半戦に岡村靖幸が登場。ファンクでポップでエモーショナルな世界観を生み出し続ける彼が、3年振り3度目となる気志團万博で、どんなパフォーマンスを見せてくれるのか期待が高まる。

密林の中をさまよっているかようなサウンドエフェクトから、1曲目『できるだけ純情でいたい』がスタート。最新アルバムの1曲目をライブ冒頭に持ってくるあたり、自身の最新のサウンドを届けたいという彼の意志が伝わってくるかのようだ。

「氣志團ベイベー、準備はできてるの?」いつもの掛け声とともに、オープニングから大人の色気漂うパフォーマンスを全力で魅せつける岡村。続く2曲目は、打って変わって初期の名曲『カルアミルク』。小雨降りしきる中、甘くてちょっぴりほろ苦い青春ソングが、夏の終わりの黄昏時にこだました。

MCをしない岡村の代わりに軽妙なトークでライブを盛り上げるのは、マニピュレーターの白石元久。「噂によると台風はこっちに向かっているようです。その中心にいる、いや台風の張本人である我らが岡村ちゃん。この後20分、ノンストップで行きます!」こうして、まさに通過中の台風のごとく怒涛のメドレーがスタートした。

【ライブレポート】岡村靖幸が氣志團万博2017の2日目に3度目の参戦!怒涛のメドレーとダンスで黄昏時をファンクに彩る。岡村靖幸(Photo by 青木カズロー)  画像 2/2


軽快なギターのイントロで『愛はおしゃれじゃない』が始まると「後ろ大丈夫? 準備はできてる?」遠くを指さし、その後もダンスパフォーマンスを続けながら、ステージ左右のオーディエンスを煽る岡村。会場が一体となってサビをシャウトすると「氣志團やるねー」とキュートな笑みを浮かべる。

時にトレードマークのメガネを外したり、会場の声に耳をすましてみたり、ダンスの合間に見せるちょっとした仕草も岡村靖幸の大きな魅力。こんなセクシーでキュートな大人は、ちょっと他にいない。

「知ってる人歌って!」岡村のシャウトで続いたのは『ビバナミダ』。ここでダンサー2名が登場し、岡村のパフォーマンスに彩りを添える。3人が一体となり、サウンドに合わせて魅せるシンクロダンスは、何度見てもため息が漏れるほどエキサイティング。

そんな『ビバナミダ』の激しいパフォーマンスに、覆いかぶさるようにして始まったのが『あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう』。いつの間にかステージ端で愛用のギターを受け取った岡村が、イントロに乗せて弦をかき鳴らすと、絶叫にも似た歓声が沸き上がった。

そしてフィニッシュは、彼のアンセムソング『だいすき』。岡村の「だいすきー!」のシャウトとともにイントロが始まると、ステージ前のオーディエンスは一斉に飛び上がる。ステージ上の岡村もバシバシとポーズをキメまくり、歌詞に合わせて投げキッス!前方に伸びるセンターステージ先端に彼が立ったところで、曲の一番美味しいフレーズが展開。

「氣志團ベイベー!僕は氣志團ベイベーのことが"だいすき"です!」オーディエンスの黄色い声とともにシャウトする岡村が、うれしそうに笑みを浮かべる。ファンクで分厚いサウンドに乗せて展開する個性的なダンスと、その合間に見せるちょっとした仕草。それらはどれも"岡村ちゃん"ならではの魅力だ。

駆け抜けるように過ぎ去った短い時間だったが、彼のすべてが凝縮されているかのようなひと時となった。

(取材/文:バッキー☆大坂)

気志團万博2017
9月17日 岡村靖幸 セットリスト

M1.できるだけ純情でいたい
M2.カルアミルク(short ver.)
M3.愛はおしゃれじゃない
M4.ビバナミダ
M5.あの娘ぼくがロングシュート決めたらどんな顔するだろう
M6.だいすき


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