2024.04.29 公開
4月27日、コブクロが1夜限りの
『超プレミアムLIVE』を自身の
ホームタウン・大阪で開催した。
同公演は昨年9月に結成25周年を迎えた彼らが、
この大切な節目をファンと祝うべく3月に
リリースしたベスト盤「ALL SEASONS BEST」の
特別企画で、その舞台となったのは今年10月に
閉店となる大阪市内のライブハウス・umeda TRAD。
【写真】1夜限りの『超プレミアムLIVE』を開催したコブクロ(5枚)
実は2000年3月4日に2人が初ワンマンライブを
行ったのがこの会場で、当時はバナナホールと
いう名称だった。そんな思い入れの深い場所に
500人を抽選で招待し、約2時間のステージを披露した。
注目のセットリストは2000年3月4日発表の
インディーズアルバム「Root of my mind」に
収録された曲をはじめ、大部分が懐かしく、
序盤は2人のみでアップテンポな3曲を続けて
一気に会場を温めた。
若さを感じる青いリリックやスピード感で、
途切れることのないクラップに加え、
シンガロングやコール&レスポンスを引き出し、
なかでも路上ライブ時代を思い出させる
「ストリートのテーマ」では、2000年ごろを
歌った小渕のアドリブが炸裂。2人も観客も
リラックスしてフロアには笑顔が溢れた。
このあとはバンドを迎え、コブクロ結成の
きっかけとなった「桜」で会場は感動に包まれ、
人々は時を経ても変わらぬ美しいハーモニーと
旋律に酔いしれ、路上ライブ時代の心象風景を
浮かばせる「Flag」では黒田の染み入る歌声に、
思わず動きを止めて2人の歴史に思いを馳せた。
名曲の持つパワーにだれもが圧倒されたはずだ。
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