ここ最近のクールな楽曲が並ぶセットリストの中に、
突然組み込まれたキュートな初期曲は大きなアクセントに。
これもワンマンライブならではの演出だろう。
リリースから時を経て、大人になったメンバーが歌う
『バカップルになりたい!』は、「春」ブロックの中でも
ひと際大きな声援が上がり、存在感を示していた。
そして、青い照明と雨の映像の中、
愛来がソロでR&Bナンバーの『Blue』を披露。
その歌唱力でファンを魅了したところで、再び4人が揃い、
『One More Time』、リアレンジして配信リリースされた
『差し出された手をあの時握ってたら運命変わってたかな?』へと続く。
この曲では、真っ直ぐな眼差しでステージ前方で歌う
4人の表情を温かく見守るファンの姿が印象的だった。
まさに、これからの季節にぴったりな、
新生活の始まりに背中を押してくれるような応援歌で
「春」ブロックを締め括った。
そして、会場に波の音が流れると、季節は「夏」に。
ラテン調のBGMに乗せて、メンバー4人はダンスしながら、
ブラウスを脱ぎ、カラフルなトップスの夏衣装へとチェンジ。
ヘッドセットマイクで『Blow
Your Mind』、『Fly Out』と夏フェス定番曲で盛り上げる。
さらに、最近カラオケにも入った人気曲『Tongue Twister』へ。
早口言葉のパートで、クラップとコールで盛り上がる一体感は
もうライブではおなじみの光景だ。
そして、畳みかけるように、
昨年の『梅雨祭』で初披露した『ALIVE』へと続く。
レーザーが客席を煽る中、団扇を使ったパフォーマンスで盛り上げると、
会場は一気に常夏のお祭り気分に包まれる。
改めて、AMEFURASSHIは夏が似合うということを
感じさせてくれたブロックでもあった。
「夏」ブロックを一気に駆け抜けると、
『FLWRS』のキービジュアル撮影やリハーサル、オフショット
がモニターに映し出され、季節は秋へと移り変わってゆく。
ピンクがかったブラウンの大人っぽい花柄の衣装にチェンジした
「秋」ブロックでは、新曲『Secret』でスタート。
最近のワンマンライブでは、
毎回、新曲を初披露してきたので、今回も期待していた
ファンは多かったと思うが、二面性を表したというこの曲は、
途中でセリフが盛り込まれていたりするなど、
AMEFURASSHIの新境地とも言える新曲となっていた。
