2024.02.22 公開
十明:今回のEPは自分の中にある虚栄心、劣等感、焦りとかがベースになっていて、
本来なら見せたくないような部分をさらけ出す作品になったと思っていて。
そういう感情の存在そのものは肯定しつつ、それを「これはいいものだ」と主張するのではなくて、
ときには嘲笑ったり、主観と客観の両方の目線を持って、自分の醜さを描くということを
大切にした5曲かなと思います。私は自分のことを凡庸な人間だと思ってるんですけど、
でもそこで思考停止せずに、凡庸さゆえに多くの人が抱えてしまってる
ごちゃごちゃした気持ちを少しでも形にして届けたい。
優しい言葉をかけて寄り添うんじゃなくて、自分の醜い感情を表現することで、
「同じ気持ちの人がいるよ」っていう、そういう寄り添い方をしたいです。
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