コブクロが、結成の地、大阪・堺から7月に始まり10都市22公演を回った全国ツアー『KOBUKURO LIVE TOUR 2023 ENVELOP』を、1月25日、26日、東京ガーデンシアターにて、ファイナルを迎えた。
【写真】結成25周年イヤーの全国ツアーファイナル公演を無事完走したコブクロ(6枚)
東京ガーデンシアターのファイナル公演は、当初2023年10月に予定されていた、さいたまスーパーアリーナ公演が黒田俊介の体調不良により公演見合わせとなり、その振替公演として行われた。
総動員数71,000人、ファイナルの東京ガーデンシアター公演は両日合わせて13,000人を動員したツアーとなった。
コブクロ(※提供写真) 画像 2/6
オープニングは、パーカッションやピアノ、ストリングスの切ない音色で演奏が始まると、ファイナルを待ちに待った約6,500人の観客はステージに釘付けとなった。
下手から小渕健太郎が登場、1曲目となる「Starting Line」のサビのメロディーを演奏する中、黒田俊介も登場し、これから始まるライブの期待値をさらに高め、ライブが幕を開けた。
1曲目は、2005年高校サッカー選手権大会の応援歌「Starting Line」をオリジナルよりもアップテンポにテンポを上げ、更にダイナミックなリアレンジで披露。
続けて、冒頭の黒田の「いくぞ、ファイナル!!」の掛け声と共に始まった夏ソングの定番曲「君という名の翼」、2020年にリリースされた布袋寅泰のコラボレーションアルバム参加曲「Soul to Soul」を、ソウルフルに歌い上げ、黒田のボーカル力が光るエッジなロックナンバーとなった。
冒頭3曲を歌い上げたあとは、「KOBUKURO LIVE TOUR ENVELOP 2023 to 2024ファイナルへようこそ!コブクロです!」と、小渕が観客に呼びかけ、約6,500人の歓声が会場に響き渡った。

待ちに待った振替公演、さらにツアー最終日ということもあり、久しぶりのコールアンドレスポンスを楽しむ姿を見せた。
客席前方にいた観客が初めて公演に来たと知り驚く小渕と、「知ってます?僕2ヶ月入院してたんです!」と観客をいじる黒田、コブクロらしい掛け合いで、リラックスしたトークでアットホームな雰囲気に。
2021年のシングル曲「両忘」、昨年の全国ツアーで初披露していた未発表音源の新曲「雨粒と花火」、続いて2021年リリース当時は、コロナ禍でツアーの席数制限がある中で多くの方に聴いてもらう事が叶わなかった「Star Song」を、「今日は全然良いんです。歌いたいなと思う所があったら、鼻歌でもいい、一緒に良かったら口ずさんでください!」と話し、コブクロらしい優しいメロディーに会場が一体感に包まれた。
続けて、小渕が三線を演奏し、2005年のミリオンセールスの大ヒットアルバム『NAMELESS WORLD』に収録の黒田作詞作曲の楽曲「大樹の影」を演奏、懐かしくも奥深い演奏に、観客は釘づけとなっていた。