2023.12.25 公開
超特急『T.I.M.E -Truth Identity Making Era-』写真:米山三郎・小坂茂雄 画像 5/5
このツアーのために作られた、けれど事前に一切情報解禁されていなかった楽曲のサプライズ披露に熱狂する8号車も、最終日には早くも音に合わせてコール。
7人のダンサーそれぞれが順にセンターを取って「今」の超特急をアピールしつつ、アリーナ席に突き出たセンターステージに飛び出し、重厚なダンスビートで壮大かつエッジの利いた最新形の超特急を叩きつけて、「We’re superstars No.1」というリリックにふさわしい風格を漂わせる。
7号車タカシ&11号車シューヤのツインボーカルも超高音ファルセットでハーモニーを奏でた終盤、「Nine」から「zero」へのカウントダウンで自信に満ちた顔が1人ずつカメラに抜かれ、この9人では初披露となる初期曲「Secret Express」のイントロが鳴れば、8号車は「Tic Tac Tic Tac Tic Tac!」の大合唱。
その掛け声で12年前へと時計の針を巻き戻しながら、4号車タクヤが担当していたセクシーなキメが13号車のアロハに替わっていたり、メンバー名が組み込まれた歌詞も9人分しっかり盛り込まれていたりと、現在から輝きを増した過去へとタイムリープする熱い展開に8号車の歓声も止まらない。
既存曲も今の9人で新たにビルドアップし、より見応えのあるものにしていく――そんな姿勢は以降のパフォーマンスからも明らかだった。
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