彼女は
「この公演をスタッフさんからお聞きしたとき、私たちはすごく不安を抱えてしまいました。(ほかのグループと)比較されてしまったり、私たちが10公演どう乗りきれるのかということで、たくさん悩むこともありました。一番私が心配だったのが、日向坂46にとっておひさまにとって、とても大切な楽曲を私たちが披露することを、皆さんが受け入れてくださるのかということ。そこから、私たちは今自分たちに何ができるのかをすごくすごく、何度も話し合いをして、たくさん考えてきました。でも、最初は意見も言いづらい子だったり、なかなか発表が得意じゃない子でも、少しずつ自信を持って意見を出し合おうという気持ちが芽生えてきて、今回私たちが目指している「一体感」を感じられたかなと思いますし、団結力もしっかり付いたかなと思います。これから岸くんも含めて、私たち12人で先輩方に追いつけるように、そして未来に輝く日向坂46に向かって、精一杯頑張りたいと思っています」
と力強く宣言すると、続けて宮地が
「私たち四期生が『新参者』に込めた思いを、最後まで受け取ってください」
と告げ、ラストナンバー「JOYFUL LOVE」を愛情をたっぷり込めて披露。
おひさまのペンライトによって虹色に染め上げられた会場は、おそらくこの日世界中でもっとも多幸感に満ち溢れた場所だったのではないだろうか。
こうして、予定していた楽曲をすべて披露し終えた四期生だったが、それでも彼女たちへの「日向坂 四期生」コールは鳴り止まない。
すると、藤嶌の書いた書道の文字をあしらった「一体感」Tシャツに着替えた11人がサプライズで現れ、平岡を中心に涙ながらに感謝の気持ちを伝える。
「新参者 LIVE at THEATER MILANO-Za」公演、写真:上山陽介 画像 10/12