2023.11.10 公開
GLIM SPANKY、「Velvet Theater 2023」東京公演のオフィシャルライブレポートが着弾!

〈Velvet Theater 2023〉(撮影:上飯坂一)  画像 1/9

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亀本はそんな松尾の世界観を現在進行のロックやポップという概念と融合させる、重要な役割を担い続けてきた印象が強い。

すなわちこのパーティーには、二人のオールタイムアティチュードの深みを表現するという、ワンマンライブやフェス、対バンイベントとはまた異なる、並々ならぬ思いが込められているのだ。

今回の会場はいつもの東京キネマ倶楽部ではなく、恵比寿The Garden Hall。

キネマ倶楽部は、昭和のグランドキャバレーの風情を残した内装、キャパ600人という中規模ならではのパーティー感、鶯谷という都心から離れた立地など、あらゆる要素がGLIM SPANKYフリークスが集う『Velvet Theater』とマッチしていた。それだけにオールマイティーなホールでキャパも3倍近くに膨れ上がったThe Garden Hallでの公演に対して、期待と若干の不安もあったが、結論から言うと素晴らしいステージだった。

GLIM SPANKY、「Velvet Theater 2023」東京公演のオフィシャルライブレポートが着弾!〈Velvet Theater 2023〉(撮影:上飯坂一)  画像 5/9



松尾と亀本をサポートするバンドメンバーは、GLIM SPANKYを初期から支えるベーシスト、その静かな佇まいが若き日のビル・ワイマンと重なる栗原大、「私が言葉で伝えた抽象的なイメージを音にしてくれる」と松尾が紹介したキーボードの中込陽大、GLIM SPANKYの二人と兼ねてから交流のある同世代の売れっ子ドラマーで、サイケデリックという共通のルーツを持つ大井一彌(DATS / yahyel)。

映像は『Velvet Theater』だけでなく『フジロックフェスティバル』などにも帯同していた、GLIM SPANKYのサイケデリックな世界観の演出には欠かせなOverLightShow~大箱屋~の大場雄一郎とVJ石榴が担当した。

まさに盤石。松尾と亀本の精神の奥深くから湧き上がるイマジネーションがビッグなスケール感で鳴らされる。ステージ奥ビッグなスクリーン。

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