2023.11.10 公開
GLIM SPANKY、「Velvet Theater 2023」東京公演のオフィシャルライブレポートが着弾!

〈Velvet Theater 2023〉(撮影:上飯坂一)  画像 1/9

いずれにせよ人はただ息をしているだけでも時とともに変わっていくもの。そう考えるとごく当然のことだと考えられるが、2020年にリリースした5thアルバム『Walking On Fire』や最新6thアルバム『Into The Time Hole』で、ネオソウルやR&Bを前面に打ち出してくるところまでは予想できなかった。

しかしそこに違和感はまったくない。とにかく柔軟で自由、しかしある部分ではそれと同じくらい頑固。だから何をやってもそれはGLIM SPANKYのロックになる。

GLIM SPANKY、「Velvet Theater 2023」東京公演のオフィシャルライブレポートが着弾!〈Velvet Theater 2023〉(撮影:上飯坂一)  画像 3/9

では、そのGLIM SPANKYGLIM SPANKYたらしめる理由は何のか。その答えの一つは、主にサイケデリックカルチャーに由来する『GLIM=幻想的な世界観』と、聴く者の感情をダイレクトに揺さぶる『SPANKY=アグレッシブな姿勢』という、バンド名が示す二つの軸を表現の源に持っていることだと思う。

私はGLIM SPANKYの、それらの間にあるグラデーションや、それらを起点にした変化や開拓精神に魅せられ続けてきた。

『Velvet Theater』は、そんなGLIM SPANKYの『GLIM』な側面にフォーカスしたコンセプトライブで、2015年から不定期開催されており今回で4回目となる。

松尾はサイケデリックロック、アシッドフォーク、スウィンギングロンドン、ビートニクスや幻想文学といったレトロカルチャー/ムーブメントから受けた刺激を、作詞作曲だけでなくマーチャンダイズのデザインなどのさまざまなワークスに落とし込み、自身のSNSアカウントでもファッションやライフスタイルを発信し続けている。

GLIM SPANKY、「Velvet Theater 2023」東京公演のオフィシャルライブレポートが着弾!〈Velvet Theater 2023〉(撮影:上飯坂一)  画像 4/9

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