2023.11.09 公開
【インタビュー】岡田奈々、ソロデビューアルバム「Asymmetry(アシンメトリー)」への思い語る! 「『裏切りの優等生』は自分自身を表現した曲。先輩・山本彩さんといつか共演したい。」

岡田奈々(C)WWSチャンネル  画像 1/4

AKB48岡田奈々がエイベックスより自身の誕生日である11月7日に、ソロデビューアルバムとなる「Asymmetry(アシンメトリー)」をリリースした。左右非対称を意味するアルバムタイトルであり、岡田奈々の二面性を表現した「Asymmetry」は、全曲・岡田奈々が書き下ろした歌詞に注目が集まっている。そんな岡田奈々の「今」を体現した待望のアルバムへの想いについて、WWSチャンネルがインタビュー。

この日のファッションは、インパクト抜群のピンクヘアにグリーンのランダムボーダーが印象的なニットワンピとデニムスカートのレイヤードスタイル。AKB48時代とは違う岡田奈々らしさが際立つコーディネートを身に纏い、今の思いを語ってくれた。

Q:アルバム「Asymmetry」のリード曲「裏切りの優等生」、一言でいうと?
岡田奈々:これは自分自身を表現した楽曲ですね。AKB48を卒業する前に感じていた素直な気持ち。



Q:「自分で自分がわからなくなった」というフレーズが印象的ですが、これはアーティストとしての思いですか?
岡田奈々:「人」として、ですね。5年前にAKB総選挙でスピーチしたときに発言した言葉と、5年経った今の気持ちが変わってしまって。それで自分を見失ったというか。本当の自分の考え方がわからなくなって。その意味合いです。

Q:今回のアルバムに入っている全楽曲ですが、作詞に岡田奈々さんの名前があります。作詞のスキルはどこで習得されたのでしょうか?
岡田奈々:独学です。もちろん秋元先生の歌を歌ってきたので、秋元康節が入っている部分もありますけど、作詞は本当に初心者。いろいろ模索しながら書いた感じです。

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Q:MVを見たとき、曲のメロディと歌詞がマッチして自然に聞こえるというか曲がスッと入ってきたという印象を受けました。どのようにして曲作りをされたのでしょうか。
岡田奈々:デモ音源があって、音は決まっていたんです。その音にキレイにハマるよう言葉選びを心がけました。

━━すごいですね。初心者とは思えないクオリティです!
岡田奈々:わ、、、嬉しいです!!

Q:レコーディングは大変でしたか?
岡田奈々:レコーディングは今年の2月からでした。大変だなと思ったことはあまりなかったですね。作詞をしてスタッフさんに渡した後の修正もそんなになくて。スムーズに進んだイメージです。


Q:ロック調の曲が多いように感じましたが、曲と歌詞、どちらから作るのでしょうか。
岡田奈々:曲作りからですね。曲を聞いて、このテーマでいくぞと自分の中で決めて歌詞を書いていきます。いろいろな作曲家さんから楽曲を提供していただき、約百曲ある中から選びました。ロックでバラードで……エモいメロディラインと少しネガティブ要素を含んだ歌詞で、今の等身大の自分を表現した曲が多いと思います。

Q:今回のアルバムで、ぜひ聞いてほしい楽曲を挙げるとしたら?
岡田奈々:うわー!これは……1番制作時間がかかったボーナストラック「Silent Mermaid(サイレントマーメイド)」ですね。洋楽になるのですが、これはもう半年くらいかけて歌詞を書きました。まず日本語バージョンが存在して、そこからネイティブの友人と意味を考えながら作ったので、本当に時間がかかっています。全文英語の曲を歌う機会がAKB48時代になかったので、英語の歌を歌うトレーニングもしました。英語が母国語のボイストレーナーがいらしたので、その先生と一緒に練習を重ねて。レコーディングのときも付き添っていただきました。

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Q:英語で歌う、これはかなり大変ですよね?
岡田奈々:めちゃくちゃ大変です。日本語は音の数が少ないので、英語にすると文字の量が増えるんです。大変だったからこその「大作」です。元AKB48の野澤玲奈ちゃんが英語監修してくれました。

Q:海外で英語を使った経験はありますか?
岡田奈々:あります。AKB48時代にタイのジャパンエキスポに出演したり。他にもインドネシア、イタリア、フランス、ハワイ……いろいろな場所に行ってるので、一応英語で話しているというか、喋れないのでジェスチャーでがんばります。

Q:あらためてアルバムの楽曲を見ていくと、いろいろな方が作曲に入っていますね!
岡田奈々:はい。Dai-iCEの工藤大輝くんとか、水野あつさんとか。ご縁があり、工藤くんとは番組で「根も葉もRumor」を一緒に踊りました。

Q:AKB48時代からソロシンガーをやりたいという思いはありましたか?
岡田奈々:オーディションを受けたとき、書類に「将来の夢は歌手です」と書きました(笑)当時、将来の夢を書かないといけないという噂が流れていたので書いたけど、歌で食べていくのは難しいとわかっていたので。実際は歌手になるのはムリだろうと思いながら10年間を過ごしていました。

Q:AKB48にはどれくらい在籍していましたか?
岡田奈々:約10年間ですね。2022年7月で10周年、卒業したのが2023年4月です。年齢にすると14〜24歳まで在籍していました。

Q:AKB48に入りたいと思ったきっかけは?
岡田奈々:元々AKB48の大ファンで、家族で応援していたんです。その時にお兄ちゃんが13期生のオーディションがあるよと教えてくれて。受けたら落ちちゃいました。そこから負けじと「諦めないぞ!」と14期生のオーディションに再チャレンジしたら受かったという流れです。ちょうど私が加入したとき、東京ドームで前田敦子さんの卒業コンサートでした。


Q:AKB48に在籍されていたとき、個人的に聞いていた曲などありましたか?
岡田奈々:アニソンが多かったですね。小さい頃からアニメが大好きで。アニソンばかりでした。だから今回のリード曲も、ちょっとアニメ寄りじゃないかなと。ロックだけどアニソンぽい感じです。


Q:AKB48グループ歌唱力No.1決定戦のプロジェクトもありましたが、そちらにも参加されていましたよね?
岡田奈々:第一回目から皆勤賞で出演していて、全てベスト8に入ることができました。最後に出場した第4回目で優勝しました。


Q:ソロ活動について、ファンの反応はどうですか?
岡田奈々:会えるイベントを作ってくれてありがとう、という声をいただきました。AKB48は大所帯だし、コロナ禍の感染症対策などでファンの方と触れ合える場がなかったんです。ソロになったことで触れ合える場を作ることができて、それがファンの方に喜んでもらえたのかなと。AKB48時代から応援してくださるファンの方も多く、「根も葉もRumor」や「ゆうなぁもぎおんチャンネル」をきっかけに私を好きになってくださった方が今回のアルバムを楽しみに待っていてくれています。

Q:ソロシンガーとしての目標はありますか?
岡田奈々:どうなるかわからないけど、まずはやってみないとわからないので。たとえミスをしても、上手くいかなかったとしても、諦めずに、自分を成長させる糧として、これからもずっと歌を歌い続けていきたいです。自分の素直な気持ちを歌詞にのせて、皆さんにメッセージを届けたいし、そこで心に刺さるものがあればいいなと思います。キラキラした曲ばかりじゃない、人の心の救いになるような歌手を目指してがんばります。このファーストアルバムとなる「Asymmetry」を聞いて、ファンになってもらえるとうれしいです。

Q:ソロシンガーとして、今後はどんな活躍をされたいですか?
岡田奈々:フェスや海外ツアーなど、いろいろなイベントに出ていきたいですね。ディナーショーや卒業したメンバーとのセッション、そして日本武道館に立つなどなど夢はいっぱいあります。AKB48グループに在籍していたときから、ライブハウスツアーやコンサートでまわっていましたが、アルバムリリース後は完全にソロ活動。ゆくゆくは大きな会場で歌いたいですね。

Q:今後共演してみたいアーティストはいますか?
岡田奈々:それはもちろん、グループの卒業生であり、いまソロアーティストとして大活躍されている先輩・山本彩さんといつかセッションできたらいいなと思っております。夢です!


Q:12月31日に東京・山野ホールでカウントダウンコンサートが決定しましたが、どのような内容になりそうですか?
岡田奈々:2023年を振り返りながら、お祭り騒ぎのような感じで楽しむイベントにしたいなと思っています。私自身、年越しライブの経験がなくて、ずっと夢だったんです。念願の夢が叶う!ということで、楽しい年越しパーティーにしたいですね。
画面に数字を出してカウントダウンする年越しライブは、今回が初めてです。激しくやろうと思います(笑)

 

Q:年越しカウントダウンでやってみたい楽曲はありますか?
岡田奈々:あります!「Asymmetry」に収録されている曲に「終焉のカウントダウン」があるんです。これを歌ってからカウントダウンしたい!という思いはあります。
今後はバースデーイベントとか、節目でスペシャルゲストも呼びたいですね。

Q:2024年には全国ツアーが予定されていますが、こちらはどうですか?
岡田奈々:愛知・ボトムラインから始まり、東京・Zepp Hanedaがファイナル。Zepp Hanedaで歌うのは初めてですね。Zeppは特別な感じがあるというか、アーティストにとって由緒ある場所と勝手に思っています。この2024年全国ツアーは生バンドでやらせていただきますよ。

 

Q:全国ツアーで楽しみにしていることはありますか?
岡田奈々:ご当地グルメですね。ご当地ごはんや地酒を飲むのが大好きなので。ライブが終わった後、スタッフさんたちと一緒に、その土地でしか食べられない「食」を楽しみたいです。思い出に残っているご当地グルメなら、やっぱり麺がいっぱい入っている広島のお好み焼きとウニホーレン。そして生牡蠣は外せないです!広島は第二の故郷。STU48を5年間兼任していたので、広島はちょっと詳しいし大好きです。もちろん全国ツアーでもまわります。

【インタビュー】岡田奈々、ソロデビューアルバム「Asymmetry(アシンメトリー)」への思い語る! 「『裏切りの優等生』は自分自身を表現した曲。先輩・山本彩さんといつか共演したい。」岡田奈々(C)WWSチャンネル  画像 4/4

Q:ズバリ、自分の好きなものといえば?
岡田奈々:アニメ・漫画が好きです!アニソンのシンガーなら、やなぎなぎさんや鈴木このみさんがすごく好きです。

 

Q:出身が神奈川県ですが、何か「おすすめ」はありますか?
岡田奈々:神奈川県の大和市出身ですけど、おすすめの場所ですか……。イトーヨーカドーやイオンがつながっている「やまとオークシティ」でしょうか(笑)少し足を伸ばすと片瀬江ノ島駅があるので、江ノ島水族館とか海辺、パンケーキ屋さん、鎌倉もありますね。でも私、AKB48時代からずっとインドア派なので。家でアニメを見たり、ゴロゴロしたり、そっちの方が日課です(笑)

 

Q:最後に、ファンの方に向けてメッセージをお願いします。
岡田奈々:約10年間、AKB48として活動できたのは、紛れもなく応援してくださっているファンの皆さまのおかげです。ソロデビューが決まったことも、13曲の歌詞が書けたことも、すべてファンの皆さまの愛情や応援があってこそ。感謝の気持ちを持ちながら、どうしたらみんなに喜んでもらえるか考えながら、これからも歌詞を書いていきたいなと思います。これからも長い歌手人生を見守ってくださるとうれしいです。

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