2023.11.06 公開
超特急・SUPER DRAGON・超ときめき 宣伝部、会場と一体になる圧巻のライブパフォーマンスを魅せた!〈MUSICGLOBE FES 2023〉

〈MUSICGLOBE FES 2023〉(撮影:笹森健一)  画像 1/3

世界でのブレイクを目指すアーティストの魅力を日本から発信すべく、昨年9月にスタートしたYouTube音楽番組『MUSICGLOBE〜Buzz the World〜』。

海外視聴者を視野に入れたトークと規格外のライブパフォーマンスで好評を博す本番組が、初のライブイベント『MUSICGLOBE FES 2023』を、11月4日に東京国際フォーラム ホールAにて開催した。

これまで番組に出演してきたアーティストの中から、今回は超特急SUPER★DRAGON超ときめき♡宣伝部、いぎなり東北産、BUDDiiS、ONE LOVE ONE HEARTの6組が参加。

ライブパフォーマンスはもちろん、ライブ直後の息が上がった状態のメンバーに、リアルな心境を直撃するトークも交えて満員のオーディエンスを存分に楽しませた。

 

超特急・SUPER DRAGON・超ときめき 宣伝部、会場と一体になる圧巻のライブパフォーマンスを魅せた!〈MUSICGLOBE FES 2023〉〈MUSICGLOBE FES 2023〉(撮影:笹森健一)  画像 2/3

ライブ後半戦は、9人組進化系ミクスチャーユニット・SUPER★DRAGONでスタート。

オーケストレーションとダンスミュージックを融合し、古川毅と池田彪馬が超ハイトーンボーカルを響かせる「Revolution」で壮大な幕開けを飾ると、客席は一面グループカラーの⻘色に。

緻密なシンクロダンスで一気に場内の熱気を高め、手ごたえを得たジャン海渡は、サングラスの下からニヤリと笑みを浮かべて「SUPER★DRAGONと一緒に楽しんでいこうぜ!」と「So Woo」へ誘う。

艶めかしいボーカル、スリリングなラップ、新旧のトレンドを押さえたフォーメーションダンスに田中洸希のヒューマンビートボックスと、今の彼らが持つ武器をてんこ盛り
にしたディスコファンクで、より自由に躍動する9人の今日の気合は120点満点。

鉄道オタクの伊藤壮吾にビートボクサーの田中、衣装担当の古川にグッズ担当の柴崎楽と、初めてスパドラを観るであろうオーディエンスにガッチリ自己アピールして、飯島颯は「今日はいい推しの日なので、SUPER★DRAGONを推しにしてほしい」と微笑んでみせた。

「ここからさらにボルテージを上げてくところなんで」(ジャン)と始まった「LRL -Left Right Left-」では、プリミティブなビートで野性的なアクションを繰り出しつつ、「見よう見まねで踊って」(古川)と、右へ左へと手を振るダンスで会場を一つに。

その一体感を携えて鉄板曲「Untouchable MAX」に雪崩れ込めば、イントロから大量にスモークが噴き出し、ライフルを撃ち込む特徴的な振りと熱の籠ったボーカルが弾けて、場内は一気に熱狂のスパドラワールドへと塗り替えられる。

最後は最新曲「Reach the sky」でステージに大きく広がり、タオルを振ってフィニッシュ。

ダークなイメージを覆す光あふれる景色も、今やスパドラの個性の一つとして、しっかり消化されているようだ。

超特急・SUPER DRAGON・超ときめき 宣伝部、会場と一体になる圧巻のライブパフォーマンスを魅せた!〈MUSICGLOBE FES 2023〉〈MUSICGLOBE FES 2023〉(撮影:笹森健一)  画像 3/3

晴れやかな空気感を、さらに華やかに花開かせたのは、世界60か国以上でチャートインする等、海外での認知度も高い6人組アイドル・超ときめき♡宣伝部

「LOVE イヤイヤ期」の短いイントロが鳴って、ステージ壇上にイヤイヤよ!と登場するなり、乙女の夢を詰め込んだようなふわふわのカラードレスで飛び跳ねて、見ているだけで笑顔になってしまう強烈なときめきパワーをブッ放していく。

続く「ラヴなのっ」でも、掛け声を贈って客席を揺らすオーディエンスと共に、正統派のKAWAIIワールドをアップテンポに展開。

「みなさんの声援を聴いてブチあがってます!」という吉川ひよりの言葉の通り、男子からも女子からも惜しみない大声援が贈られ、ときめく恋と⻘春を宣伝(=お届け)するというグループコンセプトを見事に実現させていく。

さらに、本日共演している超特急のタクヤ(草川拓弥)が主演を務め、国内外で話題となったテレビドラマ『みなと商事コインランドリー』の主題歌に起用された「かわいいメモリアル」「ギュッと!」が披露されると、場内の盛り上がりは最高潮に。

かわいすぎだよ!と繰り返す歌詞を、そのまま体現したような可愛い笑顔とダンスでオーディエンスのハートを撃ち抜いてかわいい!の大合唱を巻き起こす。

トドメとばかり、最後は胸の前でハートを揺らす振りがSNSでバズり、TikTok関連動画再生回数が全世界で29億回を超えた代表曲「すきっ!〜超 ver〜」でフィナーレ。

辻野かなみの甘い曲中台詞に、小泉遥香の張りのあるボーカル、そして坂井仁香が繰り返すすき!の大洪水が、混じりっけナシのピュアネスをド直球ストレートで投げ込んで、来年1月に横浜アリーナ2デイズが決定しているという勢いを実感させた。

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大トリを飾ったのは、9人組メインダンサー&バックボーカルグループの超特急

発車ベルからのダンサブルなオープニングSEで位置に着くと、9月末に配信リリースされたばかりの最新曲「LessonII」で、さっそく幻想的な愛の世界を創り上げる。

オペラ『カルメン』のメロディを用いたシンフォニックなトラックに、童話めいたリリックで綴る恋の熱情をセクシーに落とし込んだ正確無比なパフォーマンスには、ペンライトを振るオーディエンスも、食い入るようにステージを見つめるばかり。

後ろに控えて歌うボーカル2人の前でダンサー7人が踊る構図も、史上初のメインダンサー&バックボーカルを掲げる彼ららしく、斬新かつ見ごたえ満点だ。

一方で、ステージ前面に噴き出すスモークを合図に始まった「Typhoon」のように、ボーカル組のみならずダンサー陣もラップで斬り込みあうスリリングなダンスチューンもできるのが超特急の魅力。

また、本日の出演グループのうち最年⻑ということで、MCではラブワンファンのみなさん、バディ、皆産、BLUE、宣伝部員、8号車と、カイが各グループのファンネームで客席に呼びかける先輩らしい場面もあった。

だが、どんなにキャリアを重ねようと、超特急の進化は止まらない。

いつものように客席からコールが飛び、メンバーと一緒に8号車がサビを踊る「No.1」でも、メンバー紹介として挿し込まれたダンサーソロをユーキは凄まじい連続バク転技で魅せ、ボーカル組のタカシとシューヤは洗練されたハーモニーとフェイクで楽曲を豊かに彩る。

そうしてバチバチにカッコよく決めながら「激おこスティックファイナリアリティぷんぷんドリームわ〜るど」では、リーダー・リョウガを中心に全員が指で作ったツノを立て、思いっきり身体を振る激おこダンスでコミカルの域を超えたエキセントリックで爆発。

ラストの「SAY NO」ではイントロでタクヤが「かわいいメモリアル」のサビを歌ってバタリと倒れる今日ならではのサプライズもありつつ、カオスなパフォーマンスで阿鼻叫喚をあげまくった。

ダサいとカッコいいの両方を本気で追求するグループとしての個性を表現しつくし、場内を熱狂させたところで、リョウガは本日の出演グループをステージに呼び込み。

そして「みんなで踊れるハートフルで優しいポップな曲になっております」とチョイスしたのは、その言葉通りの楽曲「My Buddy」だ。

手の平をこすり合せる可愛い振りつけを、なんと6組52名で披露する景色は多幸感の嵐。

司会の洸瑛も「本当に楽しかった!またやるって言ったら来てくれますか!?」と声を枯らして叫び、イーチは「来年も再来年も再々来年もここで会うぞ!」と再会を誓った。

(文:清水素子)

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