2023.10.23 公開
映画公開から1か月半が経過するも、引き続き絶賛の声がSNSを中心に溢れている。
この日も多くの観客が劇場に駆け付けた。2017年の原作発表と時を同じくして、本作の企画をスタートさせた振り返る村山プロデューサーは「原作小説は同時代性がある作品で、恋愛物語である一方、大人に刺さる物語」と評した。
© 2023『夜が明けたら、いちばんに君に会いにいく』製作委員会 画像 3/4
「酒井監督は人間の心に寄り添う演出してくれる方。青磁や茜の孤独に寄り添ってくれると思った。物語の構成を変えてはいるけれど、画的に美しいアイデアをぶっこんでほしいと期待した」と酒井監督の起用理由を紹介した。
一方、脚本時からの変更について酒井監督は「廃遊園地のくだりやペンキのくだりは、二人(久間田と白岩)に自由にやってほしいという話をして、脚本には感情だけを書いて自由にやってもらいました。また茜が青磁を呼ぶときに『深川君』から『青磁』に変わっていくのは脚本にはなくて、お二人のお芝居を見た時にそっちの方がいいと思って変更しました」と明かした。
W主演の一人、久間田について村山プロデューサーは「久間田さんは目の表情が素晴らしい。ほぼマスクを着けての演技でしたが、笑った時の目が寂しそうだったり、マスクを外した時の笑顔が素敵だったり、顔の表情が素晴らしい」と絶賛。
もう一人の主演・白岩については「青磁は銀髪男子なのでコスプレチックになるかと危惧したけれど、ほぼ銀髪で顔合わせにいらした白岩さんを見た時に、これは青磁だぞ!と思った。ビジュアル的に素晴らしい。また青磁は王子然としていてカリスマ性もあるので、長いセリフは作らず、そこにいるだけで説得力のある青磁像を作ろう
と思いました」と狙いを明かしていた。
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