2023年10月7日、「LUNA SEA DUAL ARENA TOUR 2023」が幕を開けた。
LUNA SEAの2大アルバム『MOTHER』と『STYLE』を引っ提げたツアーを各会場2daysに渡り全国5都市で現代に再現する、SLAVE(LUNA SEAのファンの呼称)にとっては夢のようなアリーナツアーだ。
【写真】Kアリーナ横浜でキラーチューンの「ROSIER」で盛り上げたLUNA SEA(8枚)
初日と2日目の会場は、2023年9月29日に開業した世界最大級の音楽アリーナ・Kアリーナ横浜。
メンバーの出身地である神奈川県での開催とあって、LUNA SEAの歴史を辿っているような感慨深いものがある。
会場が暗転するとステージ上のスクリーンにモノクロの月(LUNA)が映し出され、虹色のレーザーが会場を包み込む。
1995年の『MOTHER OF LOVE, MOTHER OF HATE』初日のライヴと同じ「LOVELESS」からの始まりだ。
幾度となくライヴのオープニングを飾ってきた楽曲だが、今ツアーのスタートに最も相応しく当時の記憶がよみがえっていく。
SUGIZOのトリプルネックギターとINORANのアコースティックギターが静かに奏でられ、Jのベースと真矢のドラムの圧倒的な存在感、そしてRYUICHIの伸びやかな歌声が重なる。
『LUNA SEA DUAL AREANA TOUR 2023 UN ENDING STYLE』
photo by:田辺佳子 上溝恭香 清水義史 画像 2/8
爆発の特効から疾走感溢れるナンバー「TIME IS DEAD」では、LUNACY時代のロゴを彷彿とさせる「TIME IS DEAD! WORD IS DEAD!」の文字が映し出され、狂気に満ちていた。
「MOTHER OF LOVE, MOTHER OF HATEへようこそ!お前ら会いたかったぜー!アリーナ、飛ばしていこうかー!JESUS!」と、RYUICHIの煽りで「JESUS」「IMITATION」が続き、会場のボルテージも上がっていく。