「楽しみにしていたヤツだけタオルを掲げろ!」挑発的な言葉から始まった
「Joker」、WARNINGの赤い文字が躍った「Earthquake」。「爆音Breakers」「JUMP AROUND」「OH YEAH」と小刻みに続け、序盤からアゲアゲ・ナンバー連投だ。
トドメは日本古来の伝統たる和を盛り込んだ名曲「PAN DE MIC」。ウォーミングアップには激し過ぎる観衆のジャンプが壮観だった。
みんなの願いと祈りが通じて台風接近を吹き飛ばしたことを祝福し、4人が順番にメッセージを伝え、夏曲メドレーへ突入する。「愛に愛されて 愛に泣く」の必殺フレーズで心をひとつにした「曖歌」で始まり、軽快なポップチューン「湾岸highway」、「横浜スタジアム、オイッス!」と全員で叫んだ「覇王樹」。ウオーターキャノンが吹き上がった「Summers」「晴ル矢」「Winner」「炎天夏」では、グラウンドエリアに降り注いだ大量の水が球場をビーチに変えていく。まさに浜スタだ。
「Grand Blue」で、グラウンドエリア中央のセンターステージに出た彼ら。「晴伝説」では肩を抱き、円陣を組んで歌う。夕陽がいつしか沈んでいき、夏曲メドレーの終わりを告げる。
アウトロで若旦那が叫ぶ。「自分の人生、必死に生きろよ!」場内が熱く呼応し、無数のタオルが風にはためく。SHOCK EYEが噛み締めるように「最高」と呟く。そして、「俺たちの絆はたったひとつの宝だ!」と叫んで、自分たちの歩んできた道のりを振り返る「我楽多」へ。4人は歌う。「まだ諦めんな 俺たちの未来」声を揃えて、頷くように。

続く「カラス」では、それぞれのかけがえのない想いが交錯し、横浜の夜空へ放たれる。「紅」から「Born to be WILD」へと、仲間と共に自らを鼓舞する楽曲が続く頃には、夜が訪れてステージ上の照明が輝きを増していく。
弱い自分を曝け出し、だからこそ共に歌うことを誓った「黄金魂」。ステージ前方で曲に合わせて幾つもの炎が燃え上がる。DJ・バックセレクターのThe BK Soundのリクエストによる「Hyper Something」では、長年の盟友であるINFINITY16のTELA-Cがアニバーサリーをセレブレイトする。
