THE BAWDIES流のダンスロックは止まらない。『LET'S GO BACK』でも、ザクザクとしたガレージ系のロックンロール・サウンドに乗せ、フロア中の人たちをFEVERさせる。高ぶる衝動のままに歌声と演奏をぶつけるメンバーたち。この祭り、じっとなどしてられない。終盤には、メンバーらと一緒に歌う場面も登場。この一体感が、とにかく気持ちいい。
メンバーらのハーモニーも心地よい。THE BAWDIESは、この会場を常夏のビーチに塗りかえるように『RIDE TOUGH!』を通し、サーフなロックンロールナンバーを演奏。彼らは現代に甦ったビーチボーイズ??それともビートルズ??ロックンロールの初期衝動を覚える楽しさが、目の前に広がっていた。
ズンドコしたビートに乗せてこの空間を祭り囃子で染め上げてしまおうと、THE BAWDIESは『KICKS!』をブースト。フロア中の人たちが無邪気にはしゃぐ姿が、とても眩しい。身体が勝手に踊りだす。だけど、それがここにいるうえでの正解だ。
最新ナンバーの『GIMME GIMME』の登場だ。パワフルなダンスビート/ロックンロールナンバーが、シャキシャキッとしたギターの音に乗せて身体へ襲いかかる。「GIMME GIMME GIMME GIMME」の歌声に乗せて、自由きままに踊りまくろうか。場内でも、熱いロックンロールの衝撃に刺激を受けた大勢の人たちが、大きく腕を振り上げ、満面の笑顔ではしゃいでいた。THE BAWDIESの奏でるロックンロールは、誰しもを笑顔にしてゆく魔法のようだ。
早くもライブは後半戦へ。怒濤の如くと言う言葉が相応しいだろうか、強烈なロックンロールナンバーが雪崩のように全身へ降り注ぐ。THE BAWDIESは『IT'S TOO LATE』に乗せ、この楽しさに乗り遅れるなと熱い刺激をぶつけてきた。間奏では、ギターのJIMが花道に出て、観客たちへぶ厚い音の衝撃を突きつける。さぁ、もっともっと身体を揺らしながら、イクところまでイッてしまえ!!!!最後に響かせた、ROYのロングトーンも胸に熱いぜ!!!!
MARCYの躍動するドラムビートをきっかけに、楽曲は超絶に速度を上げた『T.Y.I.A.』へ。メンバーらにあわせ、場内中の人たちも「T.Y.I.A.」と声を張り上げ、腕を振りまわす。一体化した最高にHOTなロックンロールナンバーだ。何度も何度も、『T.Y.I.A.』と叫びながら一緒にアガってゆく。なんてクールでイカしたバトルを描き出すライブだ。
