今回アルバムの制作過程で、メンバーのMAYAの言葉がきっかけになり、
各曲の作詞を初めてメンバーが手掛けることとなったこれらの曲の数々。
テニスのユニフォームのような衣装をまとい、
かわいらしいダンスを繰り広げ「LOVE YOURSELF」のリフレインが印象的、
キュートで王道ポップなサウンドの
MAKO、AYAKA、MIIHIによる「LOVE YOURSELF」、
一方ブラックで統一された衣装をまとい、
シックな大人の魅力を醸し出すR&Bナンバーである
RIO、MAYA、RIKUによる「secret」、
拡声器を持ったメンバーが会場を煽り、
会場がダンスフロアと化したダンスチューンである
MAYUKA、RIMA、NINAによる「JUMP」と
三者三様でそれぞれ違う個性を持ち、
そのパフォーマンスでオーディエンスを多いに魅了。
NiziUの今後の音楽性の可能性の幅を感じさせるステージとなった。
コール&レスポンスや、ウェーブなど大規模会場ならではのファンとのコミュニケーションも挟みながら、
ライブ本編も終盤に差し掛かり、
オリコン・ビルボードともに週間アルバムチャート首位を独占した同アルバムのリード曲で、
早くも「2023年を代表するサマーソング」としても名高い
「COCONUT」、日本テレビ系7月期水曜ドラマ『こっち向いてよ向井くん』主題歌として放映され今もなお人気を博している、
『NiziU初のドラマ主題歌』『NiziU初のラブソング』「LOOK AT ME」、
さらには『映画ドラえもん のび太と空の理想郷(ユートピア)』の主題歌としての大ヒットも記憶に新しい
「Paradise」などのキラーチューンを続け様にパフォーマンス。
その後も「CLAP CLAP」などライブアンセムを経て、
「Take a picture」では花火が打ち上げられ、
野外ライブならではで壮大な演出も繰り広げながら本編ラストを迎えた。
アンコールでは、フロート(メンバーが乗ってアリーナを移動するトロッコ型ステージ)でのパフォーマンスで
スタンドにてライブ鑑賞するファンへのサービスを行う。
こちらは以前メンバーがインタビューで
「遠くの席のファンの近くに行きたい」
と発言しており、前述の花火とともにスタジアム公演でやりたいと希望していた内容が実現した。
スタジアム公演ならではのスケール感が増した演出の数々に、
来場のファンの満足度も高いライブとなったに違いない。
