2017.08.15 公開
BOOWY デビュー35周年プロジェクト8 /7発売!〜かつてTeenagerだった大人たち、そして大人になるTeenagerたちへ〜 30年越しに届けられた真のロックンロールGIGSのWパッケージ!

BOOWY  画像 1/2

近年「伝説」という言葉が氾濫している。しかし、真の「伝説」とは、そう簡単に復活したり蘇ったりするものではないはずだ。そういう意味で本当に「伝説」と呼べるバンドやユニットは果たしてどのくらいあるだろう。もう二度と観ることは不可能だが、それでも輝きと衝撃が薄れることなく、その軌跡が永遠に消えることもなく音楽シーンに残り続ける。さしあたり「伝説」の定義はそんなところだろう。そして、これらの条件を満たす、誰もが認めざるを得ないバンドもしくはユニットが存在するならば、はじめて「伝説」と呼んでもいいのではないだろうか。前置きが長くなったが、彗星のごとく現れ去っていった「BOOWY」というバンドは、言うまでもなくこれらの条件を満たす数少ないレジェンドだと断言することができる。

【写真】関連写真を見る(2枚)


 

デビューからたった6年で日本のロックシーンを極め、幻のように消えた「BOOWY」。当時、昭和40年代生まれのいわゆるヨンマルキッズたちは、決して大げさではなく誰もがBOOWYの洗礼を受け、彼らが解散してからも何年もの間、ずっと余韻を引きずって残されたサウンドに耳を傾けていた。

 

氷室京介の圧倒的なカリスマ性に、シンプルに見えて実は誰も真似のできないフレーズを紡ぐ布袋寅泰のギター。何かに憑りつかれたかのようにひたすらベースをはじく松井常松。そして、飄々とした笑顔でとてつもない底力のある重低音を叩き出す高橋まことのドラム。シンプルな4ピースバンドでありながら、足すことも引くこともできない絶対的なバランスとクオリティを持ったバンド、それがBOOWYだった。

 

今年2017年はBOOWYがデビューしてから35年のアニバーサリーイヤーだという。その年月の経過はちょっと信じられないが、それだけの年月が過ぎ去ったのは紛れもない事実だ。しかし、BOOWYのサウンドは軽くこの年月を飛び越えて僕らの耳に飛び込んでくることも、やはり紛れもない事実なのだ。

1ページ(全4ページ中)

BOØWY 公式 HP :boowy35th.com

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
WWSチャンネルの人気記事をお届けします

関連記事