2023.08.25 公開
ツアー初日、開演前のロビーではメンバーの等身大パネルがフォトスポットとして設置するなどメンバープロデュースの様々な企画(詳しくはT-BOLANのHP参照)が三郷市文化会館を訪れたファンを出迎え、長蛇の列が出来ていた。
「あの頃、カラオケで歌ったよね」「あなた、必ず『離したくはない』は熱唱してたもんね」という会話を耳にしながら会場に入ると、突然「ボーカルの森友嵐士です」「ギターの五味です」「ベースの上野です」と3人のトークがラジオのように始まった。3人はライブ内でのペンライトを使ったライブの楽しみ方や、様々な企画をレクチャー。森友の「俺たちもこの日を楽しみに待っていました。みんなで楽しもうぜ。エンジョイ!」の声に観客席から拍手が起こる。
そして定刻を過ぎ、オープニングSEと共に幻想的なライトが客席を照らし出す。ライブが始まる高揚感、そして観客の気持ちは否応なく「あの頃」にタイムリープしていく。ライブを待ちきれぬファンの手拍子が次第に大きくなり、サポートメンバーの人時(B)、坪倉唯子(Cho)、小島良喜(Key)、永井利光(Dr)、そして五味孝氏(G)、上野博文(B)、最後に森友嵐士(Vo)がステージに姿を現すと、超満員の観客の声援は頂点に。
シングルベストツアーの1曲目は、筆者も90年代に聴きまくったあの曲である。
このツアーから声出しが可能になり、3年分の思いを声にしてメンバーに伝える観客たち。その声援に頷きながら笑みを浮かべる森友。
90年代の「LIVE HEAVEN」を彷彿させるライティング。五味のアグレッシブなギターの唸りにシンクロするように赤いライトがステージを彩る。
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