5月28日、有明の東京ガーデンシアターのツアー・ファイナルをもって、1年間にわたるデビュー30周年の活動を無事に完走した大黒摩季が、新たなプロジェクト「ラテン家の人々」をスタートさせ、オルケスタ・デ・ラ・ルス、當間ローズとともに、その「ラテン家の人々 結成ライブ〜¡Salsa del sol! Vol.1〜」を8月20日(日) ビルボードライブ横浜にて開催した。
【写真】新たなプロジェクト「ラテン家の人々」を結成した大黒摩季(6枚)
大黒摩季と言えば、90年代を代表する作品「熱くなれ」や「あなただけ見つめてる」のような8ビートのロック・サウンドを想起するが、同じヒット曲でも「夏が来る」や「いちばん近くにいてね」などは16ビートの効いたラテン・ポップになっている。他にも、「夏が来る…そして」「Lie, Lie, Lie,」など数多くのラテン・サウンドで作られた作品が存在し、最新アルバム「BACK BEATs #30th Anniversary ~SPARKLE~」では、「ラテン家の人々」をともにするオルケスタ・デ・ラ・ルスと制作した「太陽のサルサ☀ 〜 ¡Salsa del sol! 〜」が収録されており、元よりラテン・ミュージック自体に対する造詣が深かった。
今回のプロジェクトは、オルケスタ・デ・ラ・ルスが掲げるスローガン「日本ラテン化計画」に大黒摩季も賛同し、新たなプロジェクトとして、「夏はみんなでラテン・ミュージックで解放されよう!」と、同じくラテンの貴公子と呼ばれる當間ローズを交え、スタートさせたもの。そもそも、構想自体は2年前にスタートし、昨年も千葉の海岸での野外ライブなども計画されていたが、コロナ禍で実現できず、今回の3アーティスト集まってのレコーディングと配信イベントに切り替えていた。そして、今年初めてのライブ開催に至ったものである。
前日、東京・浜松町のBANK30で「結成前夜祭!Maquita Gomez(マキータ・ゴメス) 初来日Welcome Party」を開催している。こちらもビルボードライブ横浜と同じメンバーが参加して、Maquita Gomezの初来日を祝うパーティ・スタイルのクラブ・イベントとなった。