アンコールでは、ライブのパンフレットの表紙をプリントしたTシャツにストライプのスカートに着替え、「本編では“楽しい”と“熱い”と“水飲んだ?”しか話してない」と語り、しばしファンとの和やかなコミュニケーションを楽しむ時間を作った。そして、この日のライブを振り返り、「これがライブだなって感じですね。みんなとコール&レスポンスができるのが、こんなに楽しいんだなって思って。」と感想を述べると、超満員のフロアからは大きな拍手と歓声が上がった。
さらに、「どうしてもやりたかったライブがあって。3年前に企画されたんだけど」と話し始め、日本コロムビアに所属する声優アーティスト7名(悠木碧、内田彩、伊藤美来、村川梨衣、Machico、和氣あず未、富田美憂)が集結するイベントで、2020年6月に開催が予定されていたが、コロナによって中止となった「#コロちゃんフェス」のテーマソング「夏休みが来るまえに」をソロで歌唱。ファンへの感謝の気持ちを込めて歌い、<この続きはまだ今度/元気でいてまたここで会いましょう>というメッセージを届けた。
夜の部ではここで11月12日に山野ホールでワンマンライブを開催し、今秋には通算5枚目となるニューアルバムをリリースすることを発表。期待と歓びに満ちた歓声と拍手に包まれる中で、「今日は1日、本当に素敵な日になりました。みんなに楽しい、ありがとうという気持ちは伝わりましたでしょうか」という言葉から、最後は「Let it shine」で光り輝く楽しい夏の思い出を刻み、夏の大感謝祭は「今日も浮かれ調子の内田彩でした」という挨拶で締め括られた。多彩なジャンルを横断する彼女だが、オールスタンディングで、ロックバンドを従えた熱いライブパフォーマンスもよく似合う。本公演は期間限定だがアーカイブ配信も見られるので、攻撃的なナンバーでセトリを組んだときの内田彩のライブの熱量の高さやパワフルさ、フロアの一体感を感じてみてほしい。
