Sarah Vaughanがフロリダの南の島を歌った「Key Largo」と、フルートの音色が南の島の気だるい風を想起させる名曲「Slow Hot Wind」、うだるような暑さの近頃にぴったりな、大人の夏の物語を2曲じっくり聴かせた後は、JUJUオリジナル曲のメドレーへ。この日限りのJAZZアレンジで新鮮に生まれ変わった「この夜を止めてよ」「ラストシーン」「いいわけ」「奇跡を望むなら...」「37°C」の5曲で盛り上げた。
「JUJU JAZZ LIVE 2023 SOMETHING DELICIOUS for a HOT SUMMER JUJUの納涼夏祭り」の様子(※提供写真) 画像 4/5
自身も大好きな曲であるというMichael Jackson 「I Can’t Help It」ではミュージシャンのソロパートで会場を沸かせ、90年代のクラブ・ヒット曲「Gypsy Woman」へ。原曲とは一味違った、情熱的に吹き荒れるSaxとピアノが重なるイントロ、どんな曲もJAZZにしてしまうJUJUのヴォーカル表現力が一層際立ち、この日一番の熱狂を見せて本編は終了。アンコールでスタンダードナンバー「Summertime」を情感たっぷりに歌い上げ、JUJUの2023年のJAZZ LIVEは幕を閉じた。
「JUJU JAZZ LIVE 2023 SOMETHING DELICIOUS for a HOT SUMMER JUJUの納涼夏祭り」の様子(※提供写真) 画像 5/5
現在開催中の全国ツアー「スナックJUJU 2023」での昭和歌謡カヴァーも話題を呼んでいるJUJU。昭和歌謡からJAZZまで、幅広いジャンルをオリジナリティと表現力をもって、物語として歌い届ける唯一無二のシンガーといっていいだろう。
-->【公演概要】
TITLE:JUJU JAZZ LIVE 2023 SOMETHING DELICIOUS for a HOT SUMMER JUJUの納涼夏祭り
PLACE:ブルーノート東京
DATE:8/3(木)、8/7(月)、8/8(火)、8/9(水) ※各日1st、2ndの2公演
https://www.bluenote.co.jp/jp/artists/juju/
