2023.07.18 公開
【ライブレポート】BE:FIRST、その鋭い刃(音楽)で一人一人の感情に、強烈な一撃を喰らわせ続ける!<J-WAVE INSPIRE TOKYO 2023>

BE:FIRST(Photo by Tsukasa Miyoshi <Showcase>)  画像 1/9

続く『Don't Wake Me Up』では優しくも深みのある歌声を魅力に、7人は甘くメロウにせまってきた。愛しき人への思いを胸に抱きながら、彼らは優しく歌いかけていた。途中、ビートがバウンスするたびに、メンバーと観客たちが飛び跳ねる景色も誕生。歌にあわせ手拍子をし、手を振り上げれば、ここというタイミングで飛び跳ねるなど、7人と気持ちがシンクロしあっているからこその景色が、そこには生まれていた。

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荒々しいギターの音が炸裂。BE:FIRSTは『Brave Generation』を突きつけ、満員の観客たちの騒ぎたい気持ちへ、さらに荒ぶる熱を加えてゆく。一人一人が声を張り上げて歌えば、ラップを噛ます。ときに甘い顔を見せながらも、しっかりと観客たちを煽るメンバーたち。その熱い刺激に、魂の唸りを止められない。


続く『Spin!』では、重低音の効いたHIPなビートの上で、7人は今まで以上に気持ちを野生に染めあげ、荒ぶる牙を剥きだしにせまっていた。ときに、吐き出したい感情をグッと溜め込み、爆発すべきタイミングで一気に爆発させ、ときにメンバーどうしで絡み合う様も見せながら、この場をバーニングしたスリリングな歌とラップの風が吹きすさぶ空間に染めあげていった。


重厚なトラックに乗せたメンバーらの一体化したダンスも瞼に嬉しく焼きついた。『Move On』では、さらにディープでドープな世界へとBE:FIRSTは観客たちを連れだした。熱狂しながらも、その姿に見入ってしまう。一つ一つの言葉が、歌が、ラップが、サウンドが尖っている。その鋭い刃(音楽)で彼らは、一人一人の感情に、強烈な一撃を喰らわせていった。

「みんなには好きな人や大切な人はいますか。そういう人たちが近くにいるから、それが当たり前になることがないですか?でも、そういう人たちに、「好き」や「ありがとう」と伝えられる自分でいませんか」。その言葉を受けて、歌いだしたのがバラードの『Smile Again』。一人一人が歌やラップを繋ぎながら、胸に抱いた思いを告白するように歌い踊っていた。言葉のひと言ひと言が、愛おしさをたっぷりと詰め込んだ、愛しい人へ向けた告白のようにも思えていた。とても感情的な声だ。とても伸びのあるその声に触れるたび、胸がキュッと鳴る。

『Message』が流れ始めたとたん、場内中から生まれた熱いクラップ。その音もリズムに加える形で、7人は『Message』でも告白するように。いや、胸に抱いた思いを一人一人の心の奥へ届くようにと願いながら歌っていた。とても優しい歌声やラップだ。そう感じるのも、彼ら自身が心を開いて、ここにいる人たちみんなを受け止め、ギュッと抱きしめるように歌を届けていたからだ。終盤にはメンバーと一緒に、場内中の人たちも手を大きく振りながら「LALALA」と歌っていた。

「まだまだ盛り上がっていきますか」。届けたのが、『Shining One』。淡く優しい表情を持って始まりながらも、次第に気持ちもサウンドも熱を上げながら、この空間をハートフルかつエモいヴァイブスで包み込んでいった。 歌と歌詞と感情とダンスが綺麗にシンクロしながら、美しい流れを持って見えてきたのも嬉しい見どころだった。

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「僕たちは一つパズルのピースを開けて、みなさんに渡します。そのピースを持ってまた会いに来てください」。ライフも終盤へ。BE:FIRSTは、エモくハートフルな気持ちに心を染めあげる『Bye-Good-Bye』を歌唱。僕らはこの瞬間、いや、BE:FIRSTのライブが始まったときから、彼らが胸に抱くいろんな想いをライブが進むたびに受け取っていた。その一つ一つの思いを日々の生活の中で育み、育てあげ、また熱い気持ちを持って、彼らへ熱狂という声や動きに変えて戻したい。そんな気持ちになっていた。

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