2023.06.17 公開
【ライブレポート】円神、エモーショナルなパフォーマンスでMU3Eを魅了!<円神 Live Tour 2023 -GATE->

円神<円神 Live Tour 2023 -GATE->(C)WWSチャンネル  画像 1/5

「歌×ダンス×芝居」を軸に活動する9人組ハイブリッドパフォーマンスユニット円神(エンジン)が、約1年ぶりとなるライブツアー『円神 Live Tour 2023 -GATE-』の千秋楽『円神 Live Tour 2023 -GATE-3rd CIRCLE』を6月15日にEX THEATER ROPPONGIにて開催した。全国を回るツアーは、彼ら史上2回目。キャリア最大規模のステージに立つ9人を直接目に焼き付けるべく、会場には多くのMU3E(ミューズ:円神のファン呼称)が全国から駆けつけ、結成3周年を一緒に祝福した。

【写真】エモーショナルなパフォーマンスで盛り上げた円神(5枚)


円神第2章の幕開けを飾る「MERRY GO ROUND」から、ライブはスタート。彼らのマインドが「僕らについてきてください」から「僕らが連れていくよ」に変わったことを象徴するナンバーは、力強くも優しくオーディエンスを唯一無二のエンターテイメントの世界へ導いていく。徐々に空気を温めていくのかと思えば、雰囲気をガラッと変えてパーティーチューンの「Overheeeeeeeeat」を投下。中林登生宮里ソル山田恭のアクロバットもバッチリ決まり、会場からは歓声が沸きあがる。勢いやまぬまま「ワンタイムショータイムパーティー☆」に突入し、ド頭から妥協なしの全力ステージを繰り広げていった。

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最初のMCでは、みんなでわちゃわちゃと自己紹介。A.rikが発案した声出し用のコール&レスポンスにトライすると、会場の一体感はより一層増していった。メンバーがステージから去り「OBENTO 〜お弁当の歌〜」のイントロが流れ、熊澤歩哉草地稜之が観客席後方から登場。オリジナルのトークパートや草地が熊澤をお姫様抱っこする演出に、会場からは恍惚の声が漏れまくる。続く「We are ENJIN」では残りのメンバーも客席から姿を現し、声にならない喜びが会場に満ちていった。パンデミックの影響により近づくことができなければ、声をだすこともままならなかった3年間。至近距離でコミュニケーションを取りながら作りあげていくライブを、円神自身もファンも噛みしめていたことだろう。「Dressing is a way of life」では「You&Me 夢叶えよう」と高らかに歌が響き、できなかったことを少しずつ可能にしていく未来を予期させた。

「Highway In Blue」から始まったしっとりパートでは、それぞれがハンドマイクを持ち、声にしっかりと想いを乗せていく。夕焼けのようなオレンジの照明をバックに「Far away」を丁寧に紡ぎあげると、宮里と中本大賀のアカペラパートを皮切りに「YOU」へ。クルクルと回るミラーボールは舞台に星空を作りだし、会場はロマンチックな夜のムード。暗転のなかでピンスポットを一身に受けながら繋がれていく歌には熱が宿り、言葉の意味以上の感情が乗っていく。いうならばそれは、上手いとは別の次元で間違いなく存在している・伝わる歌。歌唱終わりには、想いが届いたことを示すように、自然り拍手が巻き起こった。しかし、感動の波はここで終わらない。デビューステージ『nonagon〜始まりの音〜』でキーソングとなる「To The Light」の導入が流れると、すでに会場には歓声が。瀧澤翼と宮里は当時の感情をそのまま注ぎこんだようなエモーショナルなパフォーマンスを披露し、見る者の涙を誘ったのだった。

折り返し地点には、3周年記念デートをテーマとしたVTRが映し出される。それぞれのデートシーンが終わるとシームレスに「Anniversary」へ誘われ、スクリーンの中と同じY2Kファッションに身を包んだメンバーが出現した。色っぽくダークな雰囲気の「Wanna Love Me」、中谷日向・中林・中本のリアル関西弁が活かされる「Messing Around」、山田のフリースタイルラップで惹きつける「Gunshot!!」と、続けざまにヒップホップチューンを披露。瀧澤を筆頭に展開されたダンスパートでは、再びアクロバットも魅せつけ、ダンスパフォーマンスでも魅せられる円神を印象付けた。

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