2023.06.02 公開
【ライブレポート】手越祐也が全国ツアー完走!初2マンツアー&シンフォニックコンサート開催をサプライズ発表

手越祐也(※提供写真)  画像 1/6

シックな衣装で登場したライブ後半は「MAKE ME ALIVE」から始まり、「ウインク」「ドラキュラ」「御どれ踊れや⼰が苑」と一筋縄ではいかない楽曲が続く。パワフルなシャウトや拳を突き上げるパフォーマンス、ガサついた発声、息をつく間もないほど速いBPMといった難題に果敢に挑むアーティスト・手越祐也に振り落とされないように、オーディエンスも一層ステージに集中する。ザクザクと体力が削られていきそうなセットリストをものともせず、ときに力強く、ときに軽やかに、感じたままを自由に表現する手越の姿に圧倒されつつ、一瞬も目を離せない求心力に心地良さを感じた時間でもあった。

【ライブレポート】手越祐也が全国ツアー完走!初2マンツアー&シンフォニックコンサート開催をサプライズ発表手越祐也(※提供写真)  画像 5/6

ライブ本編ラストは「Ready Steady」。聞く者に「過去ではなく未来に向かって歩んでいこう」とエールを贈る楽曲だ。自らの思いを乗せながら、その瞬間出し得る最大のパフォーマンスでオーディエンスと向き合う手越祐也は、HONEYYYにとってとびきりかっこいいダーリンなのだろう。MCでこぼれ出た「ライブでは一瞬一瞬が(HONEYYYとの)愛の飛ばし合い勝負」との言葉はたしかに、客席での声出しが解禁された今だからできる歌声の掛け合いからもうかがえる。メロディラインをオーディエンスが歌い、手越がコーラスをつける。その彼らのあたたかい歌声は、ライブが終わってからもしばらく耳に残って離れなかった。
もうひとつ、「目に焼き付いた」のは全編を通じての照明と演出だ。ときに優しく、ときに心を侵してくるかのような攻撃的な照明は、これもまた「新しい手越祐也」をしっかりと認識させていた。

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HONEYYYたちの「ダーリン」コールで再度登場した手越は、自身の在り様を強く示す楽曲でもある「ONE LIFE」をしっとりと聞かせたのち、「運命共同体」と断言するHONEYYYたちへ捧げるラブソング「HONEYYY」を軽快なダンスとともに披露する。ステージと客席が一体となって大きく手を振る「モガケ!」で再び会場には多幸感があふれ、ラストの「LOVE SENSATION」ではHONEYYYたちを挑発するかのようにセクシーな歌声を轟かせた。

アンコールの4曲だけでも物語性に富んだステージを披露する手越祐也。「現状維持は退化と同じ」と語る彼は次に何を見せてくれるのだろう。まずは夏に控える夏フェス(JOIN ALIVE)、2マンツアーとシンフォニックコンサートを楽しみに待っていよう。


(テキスト:とみたまい)

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