フェスの大トリを飾った中川翔子は、今日しかない伝説を紡いでいることを噛み締めながら歌いたい」と語り、中川のライブでの盛り上がり定番曲の「ドリドリ」でオーディエンスと腕をぐるぐるまわして会場を一体感で包み込むと、芸能生活20周年記念したベスト「超!しょこたん☆べすと――(°∀°)――!!」に新曲として収録された、中川作詞のグロテスクなあざとかわいいロックナンバー「ヌマルアクマ」を披露。初のバンド演奏でのパフォーマンスで熱量に満ちたステージを展開。
『祝・日比谷野音100周年 しょこたんフェス』photo by 外山 繁 画像 11/17
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さらに、同作からの思い出の楽曲をピックアップした<野音スペシャル春満開ミラクルメドレー>と題したメドレーでは、「桜色」「午前六時」「つよがり」と青春時代や懐かしさを感じるようなロックナンバーを続けた。中川は「みんなと1つになって歌ってる時が一番生きている感じがします」と感謝の気持ちを伝え、そして、大好きな祖父や水木一郎アニキをはじめ、「もう会えなくなってしまった魂たち」に向けて「涙の種、笑顔の花」を歌い上げた。「歌があってよかった。ずっとずっと感謝と大好きな気持ちを忘れません」と今後も歌い続けていく意思を示し、10年先の未来もまたみんなに会いたいという思いを込めて「フライングヒューマノイド」を披露。観客の一斉ジャンプを誘発し、熱気と興奮に包まれる中で、中川は「みんな大好きだよ〜!」と絶叫。
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最後は、フェスを彩った出演者をステージに呼び込み、中川翔子の代表曲「空色デイズ」を全員で歌唱。最後にしてフェスの盛り上がりは最高潮に達し、客席からは温かく大きな拍手が送られた。「空色デイズ」歌唱後、中川は会場に向かって、「次に会える時まで誰ひとり死ぬんじゃねーぞ!」と恒例の呼びかけをして、「はい!」という観客全員からの大きな返事によって、3時間30分に及んだフェスは締め括られた。歌手、タレント、声優、女優、文化人、Youtuberとさまざまなフィールドで活躍する彼女の多様性を体感できるとともに、全ての活動の根幹には歌があることを再確認させられるスペシャルなイベントであった。
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なお、中川翔子は2023年秋に東名阪を回るライブハウスツアーの開催を発表。
日程・会場は、
・10月23日(月)@名古屋・SPADE BOX