『Bitter Sweet』で7人は、少し苦みの効いたメロウな歌声を響かせ、観客たちのハートをラブな色に染め上げて虜にしてゆく。彼らは「君に夢中」と歌っていたが、この会場にいた人たちは、この歌の間中、ずっとPSYCHIC FEVERに夢中になっていた。そう書きたくなるくらい、客席にたくさんいた女性たちが、甘く熱い視線を7人に向けていた。ちょっと苦みのある甘い衝撃は、きっと病み付きになる音楽の味だ。

最後にPSYCHIC FEVERは、武者修行も兼ねて半年間過ごしたタイでの活動時に制作した『To The Top feat. DVI』を披露してくれた。甘く優しい様として見せながらも、歌声やサウンドには強烈なパワーが染み込んでいた。強い存在感を示すからこそ、彼らの歌に心地好く溺れる。PSYCHIC FEVERの放つ強烈なエナジーや、トップをつかんでやる強い決意も，楽曲や歌声、パフォーマンスから伝わってきた。曲ごとにいろんな要素を詰込みながら、触れた人たちを虜にしてゆくPSYCHIC FEVER。これからの活動が、とても楽しみだ。