4月15日、テレビ朝日系音楽番組「BREAK OUT」による音楽イベント「BREAK OUT祭 2023」が、TOKYO DOME CITY HALLにて開催された。これまで毎年開催されていた「BREAK OUT祭」だが、有観客での開催は2019年以来4年ぶりとなる。本記事では5人組ボーイズグループ・学芸大青春のライブレポートをお届けする。
学芸大青春(※提供写真) 画像 2/6 
学芸大青春(※提供写真) 画像 3/6
現実世界とメタバース。2つの世界で活動するダンスボーカルグループ・学芸大青春。彼らのライブは、会場中にいる人たちを、永遠に眩しさを放つ青春の景色の中へ連れだすように『Ylang Ylang』からスタート。彼らの歌声を物語の語り部に、5人の甘いラップや歌の誘いに乗り、何時の間にか素敵な恋物語を一緒に味わっていた。きっと女性たちは、告白するように思いを歌い語る彼らの姿に触れ、甘いときめきを覚えていただろうか。そんな風に心を染めてくれるのが嬉しいじゃない。
学芸大青春(※提供写真) 画像 4/6 
学芸大青春(※提供写真) 画像 5/6
続く『WHO WE ARE !』で彼らは、場内中の人たちを総立ちに導き、強烈なHIP HOPのリズムに乗せて「もっとノリノリで騒ごうよ」と熱く誘いかけてきた。彼ら自身のマインドも歌の中から見えてくるのが嬉しい。オラオラと煽るのではなく優しく誘いかけるところに、彼らの心模様や温かい人間性が見えてきた。
最後の『Sugar』では、観客たちと言葉の掛け合いも仕掛けつつ、アッパーでエモーショナルな楽曲を通し、ハートとハートで。この場に生まれた甘いヴァイブスを互いに分かちながら、心地好い一体化した景色を作りあげていった。メンバー一人一人の歌声や存在感からも、甘い衝撃を覚える。それくらい、ずーっとライブに触れながら、一人一人のことがとても気になっていた。
（文：長澤智典）
関連記事
特集
提携メディア
