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1992年、紅白歌合戦のテーマ曲にもなったこの楽曲、
感情露わに歌いあげるToshlにオーディエンスはゆっくりと身体を揺らしながら聴き入る。
曲の途中からは、ギターのパワーコードも加わり、ロック色を増していく。
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ソロでは、PATAとSUGIZOがメロディアスかつヘビーなギターのハモリを響かせ、エンディングではストリングスの壮大なオーケストラアレンジも施され、まさに進化した2017年版の『Tears』でオーディエンスを魅了した。
その盛り上がりの中、SUGIZOの荘厳なバイオリンからファン参加型の新曲『Kiss the Sky』がスタート。
YOSHIKIのピアノも加わると、「Woh Woh Woh Woh」と
場内から大合唱が起こり、大阪城ホール全体が一体となった。
ここでToshlが一言、「ありがとー」とお礼を伝える。
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その後は、ベースのHEATHやギターのSUGIZOのソロコーナーなども挟みながら、
中盤では『KURENAI』『Silent Jealousy』など今回のために再アレンジされたオーケストラバージョンが披露され、盛り上がりを増していく。
さらにアンコールでは近年ではほとんど披露されていない楽曲『Rose of Pain』『Voiceless Screaming』なども含み、ラストの『Endless Rain』まで全22曲、2時間超えのライブパフォーマンスであった。
開演前の囲み取材で、YOSHIKIは言っていた「年内にはドラムを触り始めたい」と。
大阪城ホールに集まった1万人のファンは、またYOSHIKIが本来の姿を取り戻し、
唯一無二のロックバンド・X JAPANならではの激しいパフォーマンスを見たいと思ったに違いない。
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X JAPANは、2017年、映画『WE ARE X』の世界的な成功から始まり、3月にはロンドン公演を成功させる。
そしてYOSHIKIの首の手術後、バンド初となるアコースティックコンサートをワールドツアーの日本公演として大阪で決行した。
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これまでも波瀾万丈のストーリーを持つバンドであるが、
X JAPANでしかなし得ない未知なる可能性を信じて、20年ぶりのアルバムリリースや今後のさらなるライブ活動など期待していきたい。