2023.04.07 公開
鳴り止まぬ拍手はやがて「UK!」コールになり、程なくしてスクリーンには30周年ロゴに続いて、宇徳の映像が映し出されたが、ここでまたサプライズ。なんとMi-Keのメンバーだった村上遥の姿もあったのだ! アンコールに応え、ツアーTシャツに着替えて登場した宇徳の口から、村上が居住する沖縄の宮古島で撮影されたものであることが明かされたが、そうなれば当然Mi-Keの歌が聴きたくなる。
『宇徳敬子ハッピーバースデーライヴ2023 30th Anniversary おめでとう、ありがとう。』の様子(写真:木村直軌) 画像 4/5
『宇徳敬子ハッピーバースデーライヴ2023 30th Anniversary おめでとう、ありがとう。』の様子(写真:木村直軌) 画像 5/5
ということで、アンコールは怒濤のMi-Keメドレー。UKライヴではお馴染みの企画だが、ファン想いの宇徳は毎回趣向を凝らしており、今回は「白い2白いサンゴ礁」(91年・2は2乗が正式表記)のカップリング曲で、ファンの間で人気の高い「お気に入りのワーゲン」を含む10曲を約20分かけて歌い上げた。
客席総立ちで盛り上がるなか、宇徳は最後のMCで「今日は歌手でよかった!と実感しました。健康だったらなんでもできると思うので、これからも健幸美活を心がけて活動していきたい」と挨拶。「自分が諦めない限り、夢は叶う」との想いを込めて書いたという「One More Chance」(18年)をコール&レスポンスを交えて歌い、記念の公演を締めくくった。
(文:濱口英樹)
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