2023.03.26 公開
SUPER★DRAGON、史上最大キャパシティとなるパシフィコ横浜 国立大ホールにて一夜限りのスペシャルライブを開催

Photo by 笹森健一、小坂茂雄  画像 1/12

3月1日に5thアルバム『mirror』をリリースしたばかりの9人組ミクスチャーユニットSUPER★DRAGONが、一夜限りのスペシャルライブ『Persona』を3月25日にパシフィコ横浜 国立大ホールで開催した。昨年は8ヶ月にわたる実験的な連続リリースにより、音楽的キャパシティを広げて楽曲ごとに付け替えるペルソナ(=仮面)の数を着実に増やしてきた彼らにとって、パシフィコ横浜は当時より目標として見定めてきた、スパドラ史上最大キャパシティとなるステージ。しかも、この公演から声出しが解禁になったということで、3年ぶりにファンであるBLUEの歓声も大きな力として借りながら、持てる個性と能力のすべてを出し切り、アルバム曲を軸に全29曲というボリュームで、文字通りスペシャルなライブを展開してみせた。

【写真】パシフィコ横浜 国立大ホールにて一夜限りのスペシャルライブを開催したSUPER★DRAGON(12枚)


SUPER★DRAGON、史上最大キャパシティとなるパシフィコ横浜 国立大ホールにて一夜限りのスペシャルライブを開催Photo by 笹森健一、小坂茂雄  画像 2/12

グループカラーの青に光る仮面型のスティックライトが客席を埋め尽くすなか、壮大なSEと共にオープニング映像が流れてステージの赤幕が振り落ちると、鉄骨のトラスで組まれた3×3の9つの小部屋それぞれに、仮面を着けた黒スーツ姿のメンバーが! アルバムのリード曲「Revolution」に乗せて、順に仮面を外しながらニヤリと笑みを浮かべる9人が左右のモニターに大映しになると、フォーマルな出で立ちから薫り立つ妖しいオーラに大歓声が沸き上がる。流麗なストリングスとダンスミュージックが荘厳なコラボを果たしたナンバーで、ステージ一階に下りたメンバーが放つ直線的なパフォーマンスは、目の前でスパークする火花と同様に火傷しそうなほど熱く、スリリングな美しさに満ちたもの。古川毅と池田彪馬のメインボーカル2人も、かつてなくハイトーンな歌声を叩きつけて、これから起きる革命への期待を高めていく。

SUPER★DRAGON、史上最大キャパシティとなるパシフィコ横浜 国立大ホールにて一夜限りのスペシャルライブを開催Photo by 笹森健一、小坂茂雄  画像 3/12

「お前らブチ上がる用意できてるか!」というジャン海渡の号令からは、昨年の連続リリースの中でも最も熱いディスコファンク曲「So Woo」へ。抜けのいい歌や躍動的なダンスはもちろん、ラップにヒューマンビートボックスとスパドラの持ち味を惜しみなく投入した曲で、タイトル通りの求愛をBLUEたちへと捧げていく。さらに、松村和哉の低音ラップで始まったアルバム幕開け曲「Are U Ready?」では、アッパーなキャッチネスとダウナーなグルーブを併せ持って、怖がらずに踏み出してと場内を最新形のスパドラワールドへと誘導。普段は終盤に登場する鉄板曲「Untouchable MAX」が直後に投下されたのも驚きで、歌いだしを担当する古川が「もっと聞かせて!」とマイクをBLUEに向ければ、他の面々もステージの端から端まで縦横無尽に駆けて、ミクスチャーユニットとしての攻撃性を放出する。その様は貫禄たっぷりで、確かな進化をうかがわせてくれた。

SUPER★DRAGON、史上最大キャパシティとなるパシフィコ横浜 国立大ホールにて一夜限りのスペシャルライブを開催Photo by 笹森健一、小坂茂雄  画像 4/12

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