2023.03.20 公開
上坂すみれ、立川ステージガーデンにて『SUMIRE UESAKA LIVE 2023 TALES OF SUMIPE 運命の書/同人の書』を開催

Photo by 鈴木健太(KENTA Inc)、高橋定敬  画像 1/8

声優・アーティストの上坂すみれが3/18(土)、3/19(日)に立川ステージガーデンにて『SUMIRE UESAKA LIVE 2023 TALES OF SUMIPE 運命の書/同人の書』を開催した。アーティストデビュー10周年を迎えて初のライブとなった本公演は、上坂すみれのライブとしては約4年ぶりに声出しが解禁された。2日目となる「同人の書」では、上坂すみれのアーティスト活動の歴史を存分に感じることができる珠玉の楽曲たちが披露されることとなった。

【写真】立川ステージガーデンにてライブを開催した上坂すみれ(8枚)


ステージ中央に上坂のシンボルマークである星をかたどった“革ブロマーク”が高々と掲げられる中、インスト曲「趣味者のテーマ〜underground heaven!!」のギターサウンドとともに会場に響き渡ったのは、プロレス実況さながらの魂を揺さぶられるような呼び込み。務めたのは、数々の格闘技にて名実況を生み出してきた清野茂樹氏。「ライブ」×「呼び込み」という驚きの演出に会場のボルテージが一気に高まる。存分に煽られた後、パステルカラーの衣装を身にまとい登場した上坂は、勢いそのまま昨年10月に発売した5thアルバム『ANTHOLOGY & DESTINY』のリード曲である「筐体哀歌」を熱唱。激しいロックチューンでライブの幕開けを堂々飾る。かと思えば、独特なコールでファンの心をつかんで離さない電波ソング「♡をつければかわいかろう」で鮮やかなギャップを見せつつ、ファンからのコールを煽り、「みんな会いたかったよ! ありがとう!」と上坂からもレスポンスを返す。

上坂すみれ、立川ステージガーデンにて『SUMIRE UESAKA LIVE 2023 TALES OF SUMIPE 運命の書/同人の書』を開催Photo by 鈴木健太(KENTA Inc)、高橋定敬  画像 2/8

MCでは「元気過ぎじゃない!? みんなが動いて喋ってる、同志(=ファン)は実在したね! ありがとう!ようこそお越しくださいました!」と元気よく挨拶。「声出しが解禁されたから、自分の盛り上がれる範囲で盛り上がっていただいて…」と4年ぶりのファンによる声出し解禁の話題や、ステージセットが前日と代わりアンソロジーにあわせた本棚に変わっていることに触れる。「今日はお腹が空くセットリストだから! いっぱい汗かいてもらっても良いですか!」の掛け声とともに会場の一体感が強まったことを確認し次の曲へ。

続いて披露されたのは「Inner Urge」や「げんし、女子は、たいようだった。」といった個性豊かなリズムと振り付けで上坂のアーティスト性を確立させた代表的な楽曲たち。アーティスト駆け出しのころのウィットに富んだ曲たちに同志も思い思いの楽しみ方で盛り上がる。

中盤には純白のロリータ服で軽やかな足取りにて登場。上坂の音楽のルーツである80‘sシティポップゾーンでは「海風のモノローグ」、「City Angel」を伸びやかな声で歌い上げる。
「Car♡Wash♡Girl」、「よっぱらっぴ☆」、「ウエサカダイナミック」で同志達とのつながりをどんどん深めていく。コールや振り付けなどファンと共にライブを作り上げていくスタイルこそ上坂すみれのライブの魅力の一つであるといえるだろう。

1ページ(全3ページ中)

関連タグ

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
WWSチャンネルの人気記事をお届けします

関連記事