2023.03.21 公開
くるりが『ばらの花』、『愛の太陽』などの名曲を届ける<LIVE the SPEEDSTAR>

くるり<LIVE the SPEEDSTAR>(Photo by AZUSA TAKADA (SOUND SHOOTER))  画像 1/1

くるりが3月18日に千葉・幕張メッセ国際展示場で開催された『ビクターロック祭り』特別版『LIVE the SPEEDSTAR』に出演した。当記事ではくるりのライブの模様をお届けする。

1998年のデビュー時から所属しているくるりは、「琥珀色の街、上海蟹の朝」でスタート。イントロのギターが響くと同時にフロアが湧き立つ。この曲でフロントマンの岸田繁はハンドマイクになるのが恒例だったが、少し前からギターを抱えたまま歌う形にシフトしている。岸田とベース佐藤征史を支える不動のサポートは、ギターの松本大樹とキーボードの野崎泰弘、ドラムはあらきゆうこだ。

「ばらの花」で盛大に拍手を浴び、『NIKKI』(2005年)から「虹色の天使」をプレイし、最新EPのタイトル曲「愛の太陽」へ。ライブでの再現が難しいとされていた実験作『天才の愛』の次は、シンプルな方向に振り切ったようだ。くるりのスタンダード曲に育っていきそうである。
目まぐるしく変わる展開がワクワクする「Liberty & Gravity」の後、MCをはさんで「everybody feels the same」へ。岸田が都市名を並べるあたりから、フロアにハンドクラップが響き渡る。締めを飾るのは叙情性の面においてくるりを代表する2曲である「ハイウェイ」と「Remember me」。あまりにも良すぎたからか、曲が終わった時にはすっかり帰る気分になっていた。いやいや、フェスはまだまだ続く。

(TEXT by 兵庫慎司)



毎年3月に幕張メッセで開催をしている「ビクターロック祭り」。今年はビクターエンタテインメント内のレーベルであるスピードスターレコーズが、設立30周年を記念し、『ビクターロック祭り特別版「LIVE the SPEEDSTAR」』として幕張メッセで開催された。

また、ライブの模様は4月1日16時からU-NEXTにて独占見放題ライブ配信を行う。期間は4月9日までとなる。

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