2023.03.22 公開
SPECIAL OTHERS、イマジネーションを呼び起こすセッションで魅せる<LIVE the SPEEDSTAR>

SPECIAL OTHERS<LIVE the SPEEDSTAR>(Photo by 木下マリ (SOUND SHOOTER))  画像 1/1

SPECIAL OTHERSが3月18日に千葉・幕張メッセ国際展示場で開催された『ビクターロック祭り』特別版『LIVE the SPEEDSTAR』に出演した。当記事ではSPECIAL OTHERSのライブの模様をお届けする。

ROAR STAGEに登場したSPECIAL OTHERS。9ヶ月連続リリースの第一弾として2月25日にリリースされた最新楽曲「Fanfare」の晴れやかな躍動感で、幕張メッセの空間を心地好く揺さぶっていく。インストゥルメンタルの演奏を主体としたジャム・バンドではあるが――いや、言葉の意味に頼らないインストゥルメンタル音楽だからこそ、聴く者の中に伸びやかで色彩豊かなイマジネーションを呼び起こしてくる。

「我々がSPEEDSTARに入って、14年ぐらい経ってました。30周年の半分くらい? 微力ながら貢献できて嬉しいです!」と宮原。「SPEEDSTARのCD買っときゃ間違いない、みたいなイメージあったよね? 『おしゃれでかっこいい』みたいな感じで、憧れてたところもあったんだよね。そんなレーベルの、最高のイベントに参加できて嬉しいです!」と芹澤。レーベルへの想いを語る言葉に、惜しみない拍手が広がる。

お馴染みのフライドポテト揚げ上がりサインをダンサブルなグルーヴに昇華した「Potato」の極上の演奏とユーモアでさらに会場の温度を上げたところで、昨年6月リリースの8thアルバム『Anniversary』から「Timelapse」を披露。唯一無二の進化を続けてきたバンドの道程と、その足跡を愛し続けたリスナー/オーディエンスを音で祝福するかのような多幸感が、フロアの隅々にまで温かく広がっていく。そしてラストは「AIMS」!楽器と心で高らかに歌い上げる、スペアザならではのライブアンセムが、幕張メッセを爽快な開放感で満たしていった。

(TEXT by 高橋智樹)



毎年3月に幕張メッセで開催をしている「ビクターロック祭り」。今年はビクターエンタテインメント内のレーベルであるスピードスターレコーズが、設立30周年を記念し、『ビクターロック祭り特別版「LIVE the SPEEDSTAR」』として幕張メッセで開催された。

また、ライブの模様は4月1日16時からU-NEXTにて独占見放題ライブ配信を行う。期間は4月9日までとなる。

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