2023.02.19 公開
コブクロ、全国アリーナツアーよりファイナルとなる福岡公演の模様をWOWOWプラスにてテレビ初独占放送

コブクロ(※提供写真)  画像 1/1

コブクロが、3年ぶりとなるアリーナツアー『KOBUKURO LIVE TOUR 2022 GLORY DAYS』を完走した。ファイナルとして2022年12月11日(日)に開催されたマリンメッセ福岡公演の模様が、2月26日(日)21時よりWOWOWプラスにて独占放送される。

【写真】全国アリーナツアーファイナルとなる福岡公演を開催するコブクロ(1枚)


オープニングSEに乗せて、ステージセットには流れ星のような光線が現れては消え、まるで星空の下にいるような心地になる。 バンドメンバーに続いて登場した黒田俊介と小渕健太郎。 2人は互いに近付き、気合を入れるように腕をぶつけ合った。 「福岡ファイナル!」とイントロに乗せて黒田が叫び、ツアータイトルに因んだ新曲「Mr.GLORY」を放った。 会場を埋め尽くしたファンはクラップしながら身を揺らす。 <思い通りに行かない日々>に寄り添いながら、<次の世界へ連れてってMr.GLORY>と歌う、まさにこの時代の空気にピッタリな曲である。 続く「今、咲き誇る花たちよ」では、<どんな風にも負けない強さと優しさで根を張れ>と鼓舞する歌詞が心に響く。 アリーナツアーの開催が3年間叶わなかったのも、コロナ禍という逆風の影響。 2人も観客も同じ風に身を晒しながら、強くこの再会を待っていたことが伝わってくるような、熱い幕開けだった。

「ようこそいらっしゃいました、コブクロです!」と挨拶すると、大きく両手を広げて観客全員をエアーでハグするように、自分の身体を抱きしめた小渕。「久しぶりにこうしてアリーナのツアーをやれる日が来ました。この景色が本当に見たかった、ありがとう!」と感無量な様子を見せる。

MCでは曲にまつわるエピソードをじっくりと解説。1曲目の「Mr.GLORY」については、コロナ禍初期に比べれば「明かりが見えてきた気がしているんです」という変化の兆しを小渕は感じ、「もう次の時代は見えている。もうそこで待ってくれているんだ」との想いを込めてつくったのだと明かした。大切なことに気付いて強くなった自分が、次の時代に自分を迎えに来る、というコンセプトを伝え、「ツアーが終わる頃には皆が一皮むけて、パワーアップしてくれているイメージを持ってつくった歌でした」と言葉を続けた。

ドラマティックな名バラード「流星」、続いては大胆にアレンジを変えた「ベテルギウス」を披露。ロングトーンの美しくも力強いハーモニーを2人は響かせた。更には、黒田と小渕が生まれて出会い、コブクロが誕生し今に至るまでの軌跡を綴った「Always(laughing with you.)」へ。この後小渕は絵本のような曲だと紹介。2021年にリリースされたアルバム『Star Made』収録曲だが、アリーナ会場での披露に今こうして、ようやく漕ぎ着けたことに喜びもひとしお。「あなたに、あなたに、あなたに聴いてほしいなと願っていました。やっと歌えました、ありがとう!」と身を乗り出すようにして語り掛けた小渕。その姿からは大会場の全体ではなく、一人ひとりに真っ直ぐに歌を届けようとする気持ちが伝わって来た。

着席を促して次に届けたのは、ツアーでのバンド演奏は13年ぶりの披露となるラブバラード「恋心」。明るいメロディーラインではあるが、届かない想いを歌う切なさが伝わってくる。ステージから左右2本アリーナに向かって伸びた花道の突端に、黒田、小渕がそれぞれ立って歌い届けた「恋愛観測」は、深い感動をもたらした。歌い始めは小渕がオクターブ上のハイトーンで歌唱し、続いて黒田と高低入れ替わり、どこかミステリアスな響きを醸し出していく。<この宇宙の端と端にいるような気持ちでいたって>という歌詞の描写を二人の立ち位置で表現し、<銀河の果てから眺めればこんなに近くに居るんだ>というメインテーマは、会場全体の一体感によって自ずと伝わって来た。

1ページ(全2ページ中)

関連タグ

この記事が気に入ったら
いいね!しよう
WWSチャンネルの人気記事をお届けします
【あなたにオススメ記事】

関連記事