後半戦最初の曲は、HERO NANAとBLACK BOSSを融合させた赤と黒の衣装に身を包んだ、水樹の華麗なるフライングからスタート。バックのスクリーンには夜景が映り、本当に都会の空を飛んでいるよう!そして炎揺らめくステージに勇ましく舞い降り『純潔パラドックス』を歌い上げた。
ここで「HEROES」というテーマに合わせてアメコミ風のセットにしたことや、真冬の埠頭でロケを敢行したというショートムービーの撮影裏話など、短いMCを挟み、いよいよライブはクライマックスへ。水樹が「心の中で全力絶唱、いいですか!? OK、みんなでぶっ飛ばしていくぜ!」と叫んだのを合図に『Vitalization』がスタート。Cherry Boysの放つ、突き刺すようなサウンドを味わうかのように、優雅に歌い上げる水樹。一転、『革命デュアリズム』では挑発するようなボーカルを聴かせ、観客もそれに食らいついていく。その熱気を受け止めセンターステージに立ち、髪を振り乱しながら『METANOIA』を歌う姿に、会場も激しく揺れた。ファンからありったけの気合いを注入された水樹は『Synchrogazer』を絶唱!全てのエネルギーを放出し、「ありがとうございました!」と感謝を告げると、颯爽とステージを後にした。
アンコールを求める拍手に応えた水樹が、円形フロートに乗り、青い光が広がるアリーナ通路に登場。『ミラクル☆フライト』『POP MASTER』を歌いながらフロートの中で飛び跳ね、ファンとハンドサインを交わしていく。ステージに戻り、先ほどまでの熱を冷ますような『Crystal Letter』で透明感のある歌声を聴かせると、「もう2回公演ぐらいできますね(笑)」とニッコリ。この力の源は、ファンからもらうパワーに他ならないという。
「みんなといると、すごいエネルギーが湧いてきて、私をどんどん最強にしてくれるの。みなさんが、私のヒーローです!」
この2DAYSを振り返り、数々の素敵な物語やキャラクター、そこから生まれた楽曲を通して、たくさんの出会いが生まれたことを、改めて奇跡と感じたという水樹。「これからもみんなで夢のような時間をたくさん作っていきましょう!」と話すとここで水樹から、夏のライブツアーを開催することが発表された。7月2日(日)の青森・盛運輸アリーナを皮切りに、9月1日(金)〜9月3日(日)東京・有明アリーナ3DAYSのツアーになるとのこと。「今年の夏もみんなにいっぱい会えるよー!」と万歳三唱をし、会場が喜びの拍手に包まれた。
「たくさんのヒーローたちと過ごせたこと、一生忘れません。これからも楽しいこと、笑顔になれること、一緒にやっていこうね! 最後の心の絶唱、みんなの魂の歌、聴かせてくれ!」
ラストナンバー『Glorious Break』を歌い上げると、ステージから生声で「最高の2日間を