2023.01.02 公開
桑田佳祐、ソロアーティスト史上初3度目の5大ドームツアー全公演完売!年末の横浜追加公演3DAYSで大団円

Photo by 関口佳代  画像 1/3

○昨年からの桑田佳祐の活動について
1978年にサザンオールスターズとしてデビュー、1987年に「悲しい気持ち (JUST A MAN IN LOVE)」をリリースしてからは精力的にソロ活動も行い、長きにわたって日本の音楽業界の第一線で活躍し続けている桑田佳祐。2021年にはEP(ミニアルバム)『ごはん味噌汁海苔お漬物卵焼き feat. 梅干し』をリリースし、オリコンウィークリーランキング1位をはじめとして各音楽ランキングの首位を席巻!その作品を携え、有観客の全国アリーナツアー『LIVE TOUR 2021「BIG MOUTH, NO GUTS!!」』を開催し、チケットは即完売。コロナ禍の中、誰よりも早くアリーナ規模の大規模有観客ライブを開催して各地を巡り、withコロナ時代における新しいライブの楽しみ方を提示したことも記憶に新しい。このライブは映像作品化もされ今年4月にBlu-ray/DVDとして発売されると、たちまち各種の映像ランキングで首位を総ナメ。2022年に入ってもその動きが止まることはなく、同じく4月にSOMPOグループの新たなTVCMへの出演とともに新曲「平和の街」が発表されるやいなや、5月には同級生ミュージシャン4人を迎えて<桑田佳祐 feat. 佐野元春, 世良公則, Char, 野口五郎>名義でチャリティシングル「時代遅れのRock’n’Roll Band」を緊急配信リリースし大きな話題に。さらには、44年来の戦友・サザンオールスターズ原 由子の31年ぶりのソロアルバム『婦人の肖像 (Portrait of a Lady)』(10月19日リリース)を全面バックアップするなど、コロナに加え、海の向こうで起こる惨劇、自然災害など世界中が停滞ムードの中でも、変わらず桑田は音楽で世の中を明るく賑わせ続けてきている。

○ソロ活動35年を迎えて
そして、今年の6月25日。サザンオールスターズのデビュー44周年記念日に、桑田佳祐は音楽人としての宣言を公開!国際社会における世界共通の目標であるSDGsにかけて、SKGs (Sustainable Kuwata Keisuke’s Goals)= 桑田佳祐の持続可能な目標を打ち出した。また今年の10月6日(木)に、ソロ活動でも丸35年という節目の年を迎えた桑田は、SKGsで「これからも楽曲制作を」「全国の皆様とのアツい逢瀬を」など、今後の音楽活動に向けた決意と想いを述べていた目標たちを体現すべく、ベストアルバム『いつも何処かで』(11月23日[水・祝]発売)をリリース、そして11月より5大ドームを含む全国ツアーを開催する運びとなった。

 

○ベストアルバム『いつも何処かで』について
桑田の歌うエバーグリーンな楽曲の数々は、まさに時代や世代を越え、事あるごとにSNSやストリーミングでトレンドになるなど、いつも何処かで多くの人の生活に今も寄り添っている。そんな中、桑田自身が厳選した全35曲収録された2枚組ベストアルバム『いつも何処かで』が11月23日(水・祝)にリリースされた。2021年来、TVではユニクロのCMソングとして、桑田佳祐のソロ楽曲がほぼ全てのCMを網羅。異例の合計22曲もの楽曲がCMソングとして起用され、「明日晴れるかな」「白い恋人達」「若い広場」など数々の名曲が今もお茶の間を彩り続けてきているが、そのほぼ全ての曲がベストアルバムには収録されている。そして、本人出演のSOMPOグループのCMソング「平和の街」とユニクロTVCMソング「なぎさホテル」、『第73回NHK紅白歌合戦』でテレビ初歌唱することが決まり大きな話題となっている「時代遅れのRock’n’Roll Band feat. 佐野元春, 世良公則, Char, 野口五郎」の2022年に発表された新曲3曲がCD初収録。リリースされるとオリコン週間アルバムランキング(12/5付)で初登場1位を獲得!桑田佳祐ソロとしては6作連続、通算8作目の1位獲得となった。また、週間アルバムランキングにおける初週売上が2022年度の男性ソロアーティストの中で最高を記録。配信の音楽ランキングやラジオ週間オンエアランキングなど、各種チャートで首位を席巻したことも記憶に新しい!

桑田佳祐、ソロアーティスト史上初3度目の5大ドームツアー全公演完売!年末の横浜追加公演3DAYSで大団円Photo by 高田梓  画像 2/3

○前人未到の領域に達した3度目の5大ドームを含む全国ソロツアー!!
そして同時に、デビュー以来活動を支えてくれているファンへ感謝と恩返しをすべく、全国ツアーを開催!日々様々なことが起こる先行きの見えない世の中を共に前向きに過ごして行きたい、という思いも込めて、『お互い元気に頑張りましょう!!』というタイトルを冠し、11月2日(水)約束の地・宮城のセキスイハイムスーパーアリーナ公演2DAYSを皮切りに、5倍返しならぬ東京・愛知・大阪・福岡・北海道の5大ドームを巡るツアーを開催。さらに、追加公演として発表した年末も、お互い元気に頑張りましょう!! と題した横浜アリーナ追加公演を12月28日(水)、30日(金)、31日(土)の3日間で行なった。ソロミュージシャンによる3度目の全国5大ドームツアー(東名阪札福)※は桑田佳祐が史上初!!また、サザンオールスターズとしても3度の全国5大ドームツアーを開催している桑田は、バンド・ソロの両方それぞれの活動で3回以上5大ドームツアーを開催しているという点で唯一無二の記録を更新し続けている!!44年以上音楽シーンを牽引し、第一線を走り続ける音楽人桑田佳祐は、エンタメ史において前人未到の領域に足を踏み入れたといえる。

最終公演となる12月31日(土)。全公演チケット即完売となった会場には、端から端まで超満員となる13,000人の観客が会場に足を運び、マスク着用のもと桑田佳祐とメンバーを大きな拍手で迎えて公演はスタート。序盤に披露された「炎の聖歌隊 [Choir(クワイア)]」(2021年)では、〈開演お待ちどうさん ご来場大変御足労さん〉と声高らかに歌い、昨年開催したツアーから約1年の時を経て再会することの喜びを、観客と共に分かち合っていた。冒頭のMCでは「今日がツアーの最終日となってしまいました。とても楽しいツアーでした」と、今回のツアーが充実したものであったことをうかがわせた。また、「今日は年越しライブです。みなさんに会えてうれしい!」と、大晦日からの年越しを多くのファンとともに過ごせる喜びを語った。
ライブではいぶし銀なロックナンバー「真夜中のダンディー」(1993年)で会場を熱狂の渦に巻き込む場面や、若い世代をはじめ全世代が口ずさむことのできる代表曲のひとつでもある「明日晴れるかな」(2007年)を情感たっぷりに歌い上げるなど、ソロ活動35年を迎えた特別な年のライブならではの、全世代に向けた選曲で観客を楽しませた。さらには、1986年に1年限定で活動した伝説のユニット・KUWATA BANDの「BAN BAN BAN」(1986年)を今回ならではのアコースティックアレンジで披露するなど、ツアーだけのためにアレンジされた楽曲を堪能できるのも桑田佳祐のライブの醍醐味だ。MCでは、自身が全面バックアップしたソロアルバム『婦人の肖像 (Portrait of a Lady)』をリリースしたばかりの原 由子について触れる場面もあるなど、桑田の活動の充実ぶりがうかがえる。長きにわたり愛されている名曲たちが次々と繰り出される一方で、コロナ禍に日本中を勇気づけた2021年リリースの国民的1曲「SMILE〜晴れ渡る空のように〜」をはじめとする今の桑田佳祐を表す楽曲たちが、ライブに大きな感動をもたらしていた。そして何より、観客の心にじんわりと染み込み感動を呼んだのが、11月23日(水・祝)にリリースされるベストアルバム『いつも何処かで』のために書き下ろされた最新曲「なぎさホテル」だ。神奈川県逗子市の海辺に実在した洋式ホテル・なぎさホテルから着想を得て書かれたこの曲は、海風の香る情景と溢れる恋心をノスタルジックに描いたドリーム・ポップバラッド。全国のラジオでのオンエアや、自身も出演するユニクロのTVCMソングとしても注目を集めているこの曲は、かつての"湘南"の情景と大切な人との軌跡を綴った歌詞が、桑田佳祐の原風景である夏の海辺と波音、友や家族、仲間、デビュー以来ずっと支えてくれているファンの人達との愛情や絆などを想起させる。ライブで水面を揺蕩(たゆた)うかのような照明の世界の中で桑田が歌うと感動も一入(ひとしお)だ。

Photo by 高田梓  画像 3/3

本編も終盤に差し掛かると、故・アントニオ猪木への哀悼とリスペクトを込めて首に赤いタオルを巻き「Soulコブラツイスト〜魂の悶絶」を披露。畳み掛けるように場全体に大きな盛り上がりを生み出すライブナンバー「悲しい気持ち (JUST A MAN IN LOVE)」を演奏し終えると、時は年明けまであとわずか!2023年の幕開けへのカウントダウンが始まり、30秒後についに新年を迎える祝砲が鳴り響く。客席にはきらびやかな金テープが舞い、色とりどりの無数の風船が天井から降り注ぐと、会場は新しい年を迎える歓喜に包まれたのだった。間髪入れずに「ヨシ子さん」が始まると、会場は再びライブの熱狂に引き戻される。続いてなんと、桑田に美空ひばりが憑依!? 美空ひばりの60年代の大ヒット曲「真っ赤な太陽」を披露し、あたかも本編が終了するかの如くステージを去ろうとした瞬間に「波乗りジョニー」のイントロが鳴り響くと、観客のボルテージはマックスに!会場は大興奮と笑顔に満ちたまま本編の幕は閉じた。
アンコールでは、「ROCK AND ROLL HERO」「銀河の星屑」を披露。桑田の圧巻のパフォーマンスと、縦横無尽に会場を照らす照明やレーザーを使った光の演出などとのコラボレーションは、2022年エンタメの粋の結晶とも言える一幕といっても過言ではない。「白い恋人達」をしっとりと歌い上げて会場を感動に包むと、最後に「100万年の幸せ!!」を披露。桑田佳祐からファンに、そしてファンから桑田佳祐に、魂のエールを送り合うかのような幸せに満ちた時間が流れていく。まさにお互い元気に頑張りましょう!!を体現したライブは、明日への活力に満ちた祝祭的なムードの中、大団円を迎えた!
オフィシャルより、公式セットリストプレイリストも公開されたので、是非ともお正月のお供にお好きな音楽サービスでツアーを耳でお楽しみいただきたい!
セットリストプレイリストURL https://taishita.lnk.to/LIVETOUR2022

44年を超えるキャリアを持ちながら、常に音楽人として、最前線でお茶の間を賑やかし続ける桑田佳祐。2023年の活動にも乞うご期待ください!

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