主催ライブイベント『でか美ちゃん改名一周年&アポカリ卒業記念ライブ「DPTRB!」』が始まると、でか美ちゃんはオープニングアクトとしてステージに登場。自身のソロ曲「DOING SO MOVING」、「NEVER BE YOUR LITTLE GIRL」を歌唱し、会場のファンを熱く盛り上げた。
ライブ中には、共演も多く親交の深いお笑い芸人の岡野陽一から届いた改名1周年のお祝い手紙を代読する。
でか美ちゃん!
改名1周年おめでとうございます!
改名してすぐに今までの名前だったら出来なかったお堅い仕事とかをやってるでか美ちゃんを見て、こういう人が人類が滅びても最後まで生き残るんだろうな。と感心しております。
一人のおじさんとしては公共の電波に乗せて、あんなに堂々と合法的に「ぱいぱい」って言える機会が減ったのは少し寂しいですが、たまに間違えたふりして「ぱいぱい」と呼ばせて頂きます。
とにかくおめでとうございます!(原文のまま)
岡野の温かい言葉に、でか美ちゃんは感慨ひとしお。
そして、予定になかった2通目の手紙を開封すると、急に真顔になり「え!ヤバ!!」と声を上げる。サプライズの手紙の差出人は、なんとリスペクトするつんく♂だったのだ。
お〜い!でか美〜!元気ですか〜?
ども!つんく♂です!
ファンのみなさ〜ん!盛り上がってますかぁ〜?
なんと改名からすでに1年か〜早いね。
で、アイドルグループ「アポカリ」からの卒業で、
「お祝いと卒業のサプライズコメントをください」
ってスタッフに言われたけど、ややこしいわ!
何をコメントしてええかわからんので、
前提さておき、ひとまず、SNS中の地下というか闇というか謎だった、あの「でか美ちゃん」が、今や地上波のテレビに出てて、なんら不思議じゃない人になってしまいました。
俺はその点が一番かっこいいな〜って思ってます。
人間、筋が一本通ってたらちゃんと花開くんだな!って。
これからもオタク活動に歌、ダンス、そしてつんく♂作品信者として
活躍を期待しております!
では、またね〜!(原文のまま)
手紙を読み上げると、でか美は「ほんと知らなかったんだけど。岡野さん霞んじゃってゴメン!(笑) つんく♂さんにコメントいただけてほんとうれしい!!」と驚きと喜びの笑顔を見せた。続けてでか美が「いやー、すごくありがたいです。でも、岡野さんつんく♂さんが言ってくださったようなことを、みなさんも思ってくれてるから、私はステージに立ててると思います。これからもがんばっていきます!」と声を上げると、会場を大きな拍手に包まれた。
ライブ本編は、ゲストアクトのMAPAのステージからスタート。でか美ちゃんは、メンバー4人と「麒麟♡タイム」でコラボを披露。続いての絵恋ちゃんとは、「デマの実」を歌唱した。
そして、2017年の結成時からでか美ちゃんがプレイングマネージャーとして活動してきたアイドルユニット・APOKALIPPPSのステージが始まる。でか美ちゃん、西井万理那、ゑりかちゃんべいびー、平野友里、ゆらぴこのメンバー5人は、ファンを巻き込む熱く楽しいステージを展開。この日をもってグループを卒業するでか美ちゃん、新体制となって進んでいくAPOKALIPPPS。彼女たち全員が未来に向かって進んでいくような、明るさと感動のある約5年間の集大成のパフォーマンスを見せた。
アンコールのMCタイムで、メンバーがでか美への思いを語っていった。西井は「うちが高校生のときに(イベントの)ステージにでか美ちゃんがいて、そのときにおんぶしてもらってこの人めっちゃいい人やん!って思ったの。それでうちがアイドルやりたいってなったときに、でか美ちゃんとアイドルやりたいってスタッフさんに言ったのね(泣)。無理かな?と思ったんだけど、でか美ちゃんが入ってくれたんです。しかも、でか美ちゃんがアポカリをめちゃくちゃ引っ張ってくれて、マジでお世話になりすぎるくらいお世話になって。で、でか美ちゃんが卒業するって聞いたときに、うちはでか美ちゃんになんもできてないなと思って(泣)、どうやって感謝伝えようかなって考えてて…とりあえず今日スタバカード2000円分渡しました。そんなもんじゃないのはわかるけど、ほんとに思いつかなくて(泣)」と、涙と笑いを誘うエピソードを披露した。
でか美は、「自分が卒業することでアポカリが変わっていけたり、自分ももっとでか美ちゃんとしての活動に力を入れていかなきゃとか、いろんなタイミングが重なって今日この日に卒業とさせていただくことになりました」「卒業を決めて、にっちゃんに言わなきゃいけない言葉があるよなって思ってて、今、言わせてください。APOKALIPPPSに入れてくれてありがとう。私こそ、みんなに何を返せたかわからないです。まあ、ほんとに大変なこともありましたよ。でも、それよりもほんとに楽しくて幸せな5年間でした。みなさんありがとうございました!」と語ると、全観客から大きな拍手が沸き起こった。