2022.12.12 公開
【ライブレポート】「PRODUCE 101 JAPAN」元練習生9名による円神、1st Album 「O」を引っ提げたワンマンライブ開催!

円神(C)河村 美貴  画像 1/11

「歌×ダンス×芝居」を軸に活動する9人組パフォーマンスユニット、円神(エンジン)。彼らの約半年ぶりとなるワンマンライブ『円神 ONEMAN LIVE 2022"O"ver(オーバー)』が、12月9日に新宿BLAZEにて開催された。チケットはソールドアウトを記録し、急遽解放された機材席まで人が埋め尽くす超満員。MU3E(ミューズ:円神のファン呼称)と共に、全力で駆け抜けてきた2022年を締めくくったのである。

【写真】1st Album 「O」を引っ提げたワンマンライブを開催した円神(11枚)


始まりを告げるカウントダウンムービーを経て、ライブはスタート。1stアルバム『O』のタイトルチューン「Perfect Circle」で華やかに幕開け彩り、オーディエンスをグッと引きこんでいく。キラキラした笑顔で瀧澤翼が悩殺したかと思えば、宮里ソルはメリハリあるダンスで圧倒、中本大賀は煌めく歌声を響かせる。魅せ方、ダンス、歌のどれをとっても、彼らが確実にレベルアップしていることを1曲目から知らしめたのである。

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中林登生が「Overする準備できてるのか!」と煽り、タオルを振り回すナンバーの「TREASURE」を投下。フロアでは色とりどりのサイリウムが天を仰ぎ、メンバーと一緒に一体感ある時間を作り出す。「ワンタイムショータイムパーティー☆」に突入してからも会場の熱はどんどん上がり続け、WAOパートでは観客からのレスポンスが聞こえてきそうなほどだった。

MCではライブタイトルのOverになぞらえて、いつもよりオーバーリアクションで自己紹介。それぞれの個性を何百倍にも増幅させた一挙手一投足に、オーディエンスからは思わず「可愛い」と声が漏れ出る。A.rikは「パチパチ遊びしていい?」とクラップでのコール&レスポンスを始め、思うように声出しができない状況下で積極的にファンとコミュニケーションを取っていた。
盛り上げたままパーティーチューンが続くのかと思われたが、空気は一変して親密な関係を匂わせるセクションへ。草地稜之の深く甘い声が映える「Addicted」、しなやかなさとキレの緩急あるモーションで魅せる「交わした約束」、艶っぽいサウンドに中谷日向の色気が溶ける「Highway In Blue」。恋や愛を感じさせるナンバーを連ね、続く曲への架け橋としたのである。

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いったんメンバーがステージから捌けると、スクリーンには九人九色の恋の形をイメージした山田恭プロデュースのVTRが流された。それぞれのらしさを感じさせるプロポーズの連続に、MU3Eからは歓声や恍惚の吐息が止まらない。全員分の恋の形が提示されると、フォーマルなスタイルに衣装チェンジした9人が現れたのである。
そして、想いを言葉へ丁寧に落としこみながら「YOU」を紡ぎあげていく。踊らずに歌を聴いてもらうパフォーマンスだったため、表情に緊張を感じさせる場面もあったが、それ以上に今の自分たちなら歌だけでも勝負できるという自信を感じさせた。

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