クリスマス当日に集まったホームパーティーの映像のあとは、ステージ上に街灯が設置され、空を飛ぶ汽車も登場し、本公演のみスペシャルなクリスマスアレンジが施されたクリスマスコーナーに突入。鈴の音などが加えられた「JEALOUS」では、ステージ上でプレゼント交換やかくれんぼ、ハンカチ落としなどのゲームを全力で展開し、思い出に残る集合写真も撮影。MORRIEが変顔で笑わせると、「R4U」では2階部分に横一列で座って左右に揺れながら歌い、会場を温かい雰囲気で包み込んだ。さらに、SEIYAとSHOWのアクロバットが飛び出す「CLICK ME」ではメンバーが指ハートを投げ、ペンライトを回すフリで会場が一体となる「ALIEN BOY」では、スクリーンにグレイと女学生の8ビットのラブスートーリーが描かれるなど、ロマンチックなラブソングを連発し、ファンとのパーティーのような親密な空間を作り上げた。
ここで、デートに着て行く服を選ぶソロカットから、ファッションショーのような映像が流れたが、ライブの演出としての新たな映像が多数作られていたのも新たな試みの1つ。そして、12月5日にリリースされた8枚目のデジタルシングルで、KEVIN作の胸キュンラブソング「The One」では、遅刻したFUMIYAがメンバーに次々と電話するが、誰も出ないという音声コントが展開され、毎公演違うメンバーがアドリブセリフにも挑戦。第1公演ではSHOOTが「たまにはちゃんと気持ちを伝えないといけないなと思って……これからも大好きだよ>と告白。第2公演はSEIYAが<今日はみんなに言っておきたいことがあります。あのさ……俺だけ見てろよ>と決め、第3公演ではFUMINORIが<実は君に内緒にしてたことがあって。気づいてたかな? ずっとずっと君のことが好きでした>と発して観客を沸かせた。
続く、「ALRIGHT」ではミラーボールが回る中でFUMIYAの即興ダンスをメンバーのみならず、観客も真似して踊り、ペンライトを回し、クラップを鳴らし、低い体勢からみんなで一斉にジャンプして大きく盛り上がると、KEVINとMORRIEはハイトーンをぶつけ合って応戦。ここから、ラストスパートに向い、バディに<BiBiDi BuDDi Zu>と魔法をかける「ENCHANT」、メンバー全員がマイクを回しながらファンに向けて空中にハートを描く「OZ」と、KEVINが作ったファンタジックなナンバーで再び会場の熱量を高めると、本編のラストナンバーとして、12月5日に同時リリースした7枚目のデジタルシングルで、KEVINが制作したBUDDiiS初のR&Bバラード「her+art」を初披露。心音から始まり、いつかくる別れの切なさと想い出を前向きに描いたラブソングに対して、FUMINORIが「皆さんとの日々をかけがえのないものだと思っています。これからも寄り添わせてください」というメッセージを送り、第2公演でMORRIEが「気がついたら、勝手に泣いてた」というほどの感情を込めて熱唱。KEVINとSHOOTも涙を讃えたかのような優しくも力強い歌声を響かせ、大きな感動に包まれる中で本編は締めくくられた。
アンコールでは、SEIYAがデザインしたライブTシャツで登場し、BUDDiiSとしては初めてのフィジカルCDとなったエールソング「SM:)LE」で笑顔とハッピーを届けると、最終公演となる第3部では、2023年4月 に東阪Zeppを舞台にしたスペシャルイベントの開催に加え、2023年6月に自身初となる東阪野音ライブの開催を発表。歓喜の声と大きな拍手が湧き上がる中、「Beautiful」では観客全員が一緒に踊って明るく盛り上がり、ペンライトを持った手を左右に振って虹を描く「Brighter」では、メンバーはパフォーマンスを通して眩い光を放ち、アンコールを明るく楽しく終えた。鳴り止まない観客の拍手に応え、メンバーは会場に集まってくれた一人一人と目を合わせるかのように丁寧に挨拶し、手を振り、最後にFUMINORIが「みなさんと同じ時間を共有できることが嬉しいです。バディの笑顔を見るのが僕たちは大好きです。みなさんの笑顔をこれからもBUDDiiSが守っていきます」と約束し、「ありがとう」「大好き届け」「また会おうね」と口々に叫びながら、BUDDiiSの2022年の集大成といえるライブは幕を閉じた。
