MAN WITH A MISSIONの全国ツアー「MAN WITH A MISSION Presents Break and Cross the Walls Tour 2022」 が、11月5日(土)、6日(日)の2日間、東京・有明アリーナで最終日を迎えた。
本ツアーは6月16日の広島・BLUE LIVE HIROSHIMAを皮切りに全国10箇所20公演のライブハウス公演と追加アリーナ公演2箇所4公演で実施された。バンドキャリア初となった2作の連続アルバム「Break and Cross the Walls Ⅰ」(2021年11月リリース)と、「Break and Cross the Walls Ⅱ」(2022年5月)を携え、各地での夏フェス・イベント出演なども挟みながら約5か月をかけ日本全国を駆け抜けた。
【写真】チケット即完売のアリーナ公演のWOWOW放送が決定したMAN WITH A MISSION(8枚)
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両日のチケットは即日完売。超満員の観客に埋められた有明アリーナの照明が落ちるとステージには巨大な壁の扉が出現。エンジン音とともにギターがかき鳴らされると巨大な狼の手が現れ、扉を打ち破ろうと大きな音を立ててノックし、こじ開けていく。インストゥルメンタル楽曲である「Between fiction and friction I」に合わせて演奏が始まるとゆっくりと扉は左右に開き、その向こうに5匹とサポートギタリストE.D.Vedderが姿を現した。
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一方、2日目は初日に披露された「Between fiction and friction I」にボーカルが加わり、アルバム2作の中で進化をした「Between fiction and friction Ⅱ」の演奏と共に光を帯びた大きな扉が開いて行き、連作アルバムの変化を幕開けから体現したステージが始まった。
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Jean-Ken Johnny(G, Vo, Raps)が「Lady and gentleman, boys and girls! and everybody in the whole wide world, We are MAN WITH A MISSION!」と力強く雄叫びを上げ、「クラクション・マーク」、「distance」と続く。2日目にはイントロと共に「カカッテコイヨ!」と客席に大きく放ち一気に会場を一体化させた「Dive」へと続いた。
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MCでJean-Ken Johnnyは「ツアー集大成、一番最後ダゾ!声ガ足リナイ」と、このツアー期間中に新型コロナの感染拡大状況の改善により、制限付きながら観客が声を出せるよう緩和が図られたことにも触れ、「遠慮ナク、ブチカマシテヤッテクダサイ!最後マデソノ調子デ本日、目一杯楽シンデ行ッテクダサイ」と意気込んだ。
アリーナ公演ではバンドに加えて、6名のストリングス隊と鍵盤奏者が参加。また楽曲にあわせた映像演出も加わり、大迫力のスケールでアルバムの世界が目まぐるしく展開された。初日は序盤、ストリングス隊とともに「Merry-Go-Round」「2045」「INTO THE DEEP」を披露。2日目にはアルバム楽曲随一のバラード曲「Rain」をライブ初披露。タイトルコールで客席から歓声が漏れ、Tokyo TanakaとJean-Ken Johnnyのツインボーカルの美しいハーモニーの見せ場となった。「Emotions」では激しい火柱が立ち上り、場内の温度をさらに上昇させた。
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各日アルバム「Break and Cross the Walls Ⅰ&Ⅱ」の収録曲を軸にしながらも、オオカミたちのライブ定番となっている「Get Off of My Way」、「Hey Now」、「Take What U Want」など新旧織り込まれた熱演にオーディエンスは終始大きく手拍子と体を揺らした。
